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後ろ向きな自分にさようなら!前向きスパイラルを生み出す方法

Kazuhiko Tanabe

2014/05/30(最終更新日:2014/05/30)


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by digitizedchaos
 働いていて失敗したり、業績が不振だったり、同期や後輩に抜かれたり、そんなときに自信をなくし後ろ向きの考え方になってしまうことがあるかもしれません。しかし、後ろ向きのままではますます自体は悪化するばかり、そこで前向きになれるかで今後が変わってきます。

 それでまた後ろ向きになる「後ろ向きスパイラル」に陥ってしまうと抜け出すのが大変です。そんな後ろ向きの考え方から脱出する方法について考えてみましょう。

まず一度流される

 川で激流に流されてしまったとき、必死に岸に向かって泳ごうとするとかえって消耗して力尽きてしまいます。そういうときはまず逆らわず、一度流されるままになって力を抜き、流れが弱いところにたどり着くまで待つのが脱出のセオリーです。

 後ろ向きの考え方になってしまった時もそれと同じようなものです。最後まで流されるままではいずれおぼれてしまう。しかし、無理に逆らってポジティブになろうとしても一度入ってしまった後ろ向きの流れには抗えません。

 ですからまず、抗おうとせずにその後ろ向きの考え方に流されてみるのです。流されると、無理に脱出しようとしてあせっていたときと違い、余裕ができます。そうすると自ずと自分自身の後ろ向きな考え方を客観的に見ることができます。

 そこから脱出することを考える前に、まずダメな自分に落ち込んでいるならばどんな点がダメなのか、失敗したことを悔やんでいるならなぜ失敗してしまったのかを見つめなおしてみましょう。

流れの弱いところを見つける

 そのように余裕がでてきて客観的に自分を見つめなおせたら、何をどうするか考えます。これは後ろ向きの流れから脱出する第一歩です。まず、無計画に脱出しようとして抗うのではなく、流れの弱いところを見つける作業です。

 例えば、今の自分から成長するために何ができるか、何をしたほうがいいかを考えて、それをリストアップします。そして、その中で一番簡単なものを選びます。決して高いハードルを越えようと思ってはいけません。直接的なスキルアップに関係なく、明日から早起きすることだけでもいいんです。

一度休んでみる

 後ろ向きな考えの流れが一番弱い部分を見つけられたら、その時点で後ろ向きからは脱出できていると思います。しかし、前向きにもなれずに停滞している状態です。それでいいんです。むしろ一度そこで停滞して休むべきです。

 といっても休職してくださいという意味ではありません。前向きになることは一度やめて、その状態でできる仕事だけを淡々とこなしていきます。重要なのは今の自分にできることがあることを確認することです。

自分のペースで進む

 他人のスピードと自分のスピードは違います。遅いなら遅いなりの進み方をすればいいんです。ちょうどウサギとカメのお話のように、自分がカメならばウサギのように早く走ることはできないとあきらめて自分の出せるスピードで進めばいいんです。

 例えば早起きできたら、今度は早起きしたら何をするかを考えます。本を読むのでもいいし、散歩するのでも料理するのでもいい。仕事に関係ないことでかまいません。重要なのは自分がやろうと思ったことをどんどん実行することで小さくてもいいから達成感を得ることです。

 そうやって小さな達成感を積み上げていくことで今度は「前向きスパイラル」を起こしていくことが目的です。ですから、やるのは簡単なことでいいけれど、それを継続するという意思だけは持たなくてはいけません。そうやって徐々に意識を前向きにできれば、自然と仕事に対しても前向きな自分が取り戻せるはずです。

 この記事を読んで後ろ向きに考えることが決して悪いことではないと認識していただいたと思います。実際の自分の状況に合わせて、うまく前向きスパイラルを生み出す方法を探してみてください。

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