1. 簿記のビジネススキルを使ってできる!需要予測をする上で役立つ手法

簿記のビジネススキルを使ってできる!需要予測をする上で役立つ手法

 需要予測はビジネスの戦略立案を左右する重要な仕事です。また需要予測が完璧に行われれば、企業経営は無駄を省いた効率の良いものになります。逆に需要予測に曖昧な部分があれば経営にロスが生まれ、業績を下げる要因になってしまいます。

 その需要予測を正確に実行するためには、どのような手法を用ればよいのでしょうか。今回は、需要予測をするのに役立つ手法について解説します。

移動平均法

 過去の需要の移動平均を利用して需要予測を行う手法が、移動平均法です。移動平均法では過去のある期間の需要を平均し、未来の需要予測として用います。過去三年間の需要が100億、200億、300億だった場合、今期の需要は(100億+200億+300億÷3年)という式で算出され、200億が今期の需要予測になるでしょう。

 移動平均法は過去の実績データから算出されるため客観的でわかりやすい手法ではありますが、外部要因の大きな変化に対応できない欠点があるのです。技術革新でライバル企業が画期的な新商品を開発した場合、自社製品の需要は大きく低下することが考えられます。しかし、移動平均法ではライバル社の新商品の影響力は考慮されませんから、需要予測に大きなズレが生じてしまうかもしれません。

 しかし、過去の実績から未来を予測する確実性が評価され、需要予測の基本として知られている手法となっています。

指数平滑法

 過去の需要予測と実績値を利用して行われる需要予測が、指数平滑法です。指数平滑法では、過去の需要予測と実績がどの程度ずれていたのかということを利用して、現在の需要予測を行います。

 この方法は過去に需要予測を実行した実績がある場合にのみ有効な方法であり、初めて需要予測を行う時には実行することができません。また、予測値と実績値のズレを用いて需要予測を行うので、本体の需要予測のズレをサポートする時に有効な方法です。

 指数平滑法は単体ではあまり意味のない手法ですが、複数の手法を組み合わせて需要を予測する時に有効な方法です。必要なデータは過去の需要予測値と実績値だけなので、手元にあるデータだけで需要予測が実行できるのもメリットの一つです。

 需要予測の手法には、過去の需要データを利用するものが多く、データを積み重ねていくほど信頼性は高まります。一種類だけではなく複数の手法を併用することで、デメリットを補いながらより信頼性の高い需要予測を実行することができるでしょう。

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