1. 【鉄人・衣笠祥雄から考える】仕事に対するプライドを良い方向へと活かしていく方法

【鉄人・衣笠祥雄から考える】仕事に対するプライドを良い方向へと活かしていく方法

by Johnragai - Moment Catcher
 仕事にプライドをもって挑むことは、一般的にはいいイメージがあるでしょう。実は、英和辞典で「Pride」という単語を引くと、誇り・自尊心という意味と自惚れ・思い上がりという意味が書かれています。プライドがどちらの意味として表れるかによって、よくもなれば悪くもなるでしょう。

1. プライドを良い方向に仕事に活かす例

 誇り・自尊心としてのプライドを仕事に活かしたという場合です。誇りや自尊心は、何かを達成した後に生まれるもの。誰でも出来るようなことではない、仕事を自分の力でやり遂げた人のみが得られるものでしょう。

 往年の名野球選手に衣笠祥雄さんという人がいます。この人は、野球選手としての技術も高く、様々な表彰や記録がありますが、しかしなんといっても「鉄人」のあだ名で知られる頑強な身体により、1970年から1987年にかけて2,215試合連続出場という偉大な記録を打ち立てたことで知られています。この記録は現在に至るまで破られておらず、2位の金本知憲さんの記録が1,766試合であることからも、どれだけすごい記録かが伺えるでしょう。

 このように、簡単にできないことを成し遂げた人こそが本物のプライドを持てるのです。そして、自分に対して誇りや自尊心がある人はそれを他人に誇ったりしません。

 誇りや自尊心をもって仕事をする人は、謙虚で地道です。それは、そうやって得たプライドが目的ではなく結果に過ぎないことを知っていているからであり、それを他者に自慢するようなことは自分が成し遂げた仕事や、得たプライドを汚すことだと知っているからです。

 ですから、プライドを良い方向に生かしている人は、それを自分を大きく見せるためではなく、自分自身を鼓舞するために用います。そういう人は、プライドをいい意味でのプレッシャーとして、油断せずに仕事に向き合えるので、より大きな成果を上げることができるのです。いわば「かって兜の緒を締める」ことができる人が、プライドを良い方向に行かせる人と言えるでしょう。

2. プライドを悪い方向に出す例

 では、プライドを悪い方向に出してしまう人は、どのようなものか?それは簡単に言えば、上記の良い方向に活かす人の真逆の人です。

 つまり、プライドが自惚れ・思い上がりという面が出てしまうことで、客観的に見ると大したことでもないことを、自分の中では過大評価してしまうのです。自惚れは人間的な成長をそこで止めてしまい、そこから先の努力をしようという気持ちが起こりません。そのため、実際には仕事の業績は上がらないことを、他人のせいにしようとします。

 また、栄光を他人に自慢したがるタイプの人もいます。しかし、反対側から見てみるとそういう人は今現在の自分に自信がなく、自分自身も他人からも目を逸らしたいがために過去のことを自慢したがるのです。

 あるいは、実績も経験もないのに根拠のない自信を持っているタイプの人がいます。こういう人は無駄にプライドが高く、しかしそこにプライドを支えるだけのものがないので、他人にプライドをつつかれるとすぐに怒ってしまうのです。プライドばかりで能力がないために、仕事にはまったく使えません。


 このように見てみて分かることは、プライドを良い面で生かせる人はプライドを内に持って自分の糧としている人で、悪い出し方をする人は自分を飾るために外に向けている人と言えるでしょう。本物は他人が評価してくれるもので、自分で自分を高く見せようとするものではありません。

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