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【社会人になっても宿題は必要だった!?】仕事に対するイメージ力を短い時間で強化していく方法

Shingo Hirono

2014/05/29(最終更新日:2014/05/29)


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by Νέα Δημοκρατία
 プロジェクトなどで、皆が同じ目標を抱えているはずなのに、何となく足並みが揃わないということがあったりします。チーム内で言葉上は同じ目標を持っていたとしても、それにまつわるイメージがばらばらだと、それぞれの行動がちぐはぐになり、やがては大きく進行を遅らせてしまうかもしれません。

 今回は、部下に仕事のイメージを持ってもらうためのイメージ力の強化法について考えてみたいと思います。

コラージュによる宿題

 イメージというものは、曖昧なもので、いくら言葉で説明したとしても結局それぞれの頭の中で展開されるイメージはばらばらだったりします。ですから、できるだけ曖昧でばらばらばイメージをブラッシュアップして収斂していく必要があるのです。

 しかし、収斂といっても、まずは雑多なイメージを色々と出し合って、そこから収斂していくという作業をしましょう。例えば、部下に宿題を出すのはどうでしょうか。雑誌などの切り抜きで仕事のイメージをコラージュにしてもらうのです。スケッチブックを一つ渡し、言葉を使わず雑誌の写真の切り抜きのみで部下が持つ仕事のイメージについてのコラージュを作ってもらいます。

 こういった作業が得意な部下、不得意な部下がいるかもしれませんが、仕事へのイメージが明確な部下ほど、コラージュ一つで人に伝えることのできる熱意を持っているのです。

キーワードによる宿題

 それでも例に挙げた、コラージュが苦手という部下がいるかもしれません。それならば、コラージュの宿題ではなく、キーワードを膨らませる、という宿題を出してみてください。仕事に対するイメージについてのキーワードを10個ほど挙げてもらい、さらにその10個各々からイメージ出来るキーワードを挙げて、表にしてもらいます。

 どんなにバカバカしいキーワードでも構いません。「ほんわか」というキーワードを挙げてきた部下は、それからイメージしたキーワードは「あったかい」「笑顔」などかもしれません。キーワードをつなげていくことによって、イメージ力が強化されていくのです。

部下とのミーティング

 部下が宿題を仕上げてきたら次はミーティングの席を設けて、宿題について部下を話をしましょう。できれば、同じ仕事に関わるチーム全体で行うと、皆でイメージを共有できるようになるのでおすすめです。


 チーム内で、目標にまつわるイメージが共有されていると、コミュニケーションの精度も高くなりますし、仕事の達成度も強化されます。考え方の行き違いで、ミスやトラブルが起こるということは、仕事でもよくあること。しかし、日頃からイメージを共有しておくと、考え方の行き違いによる無駄なミスやトラブルがなくなるでしょう。

 今回は、部下に仕事のイメージを持ってもらうためのイメージ力の強化法について考えてみました。イメージというものは、多大な潜在力があるので、これを利用しない手はないでしょう。

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