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なぜ人の話を遮るの?話しを遮ってしまう人の特徴とおすすめの改善テクニック

Shingo Hirono

2019/02/05(最終更新日:2020/08/18)


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人の話を遮ってしまう人と接したことがある人、また「話しを遮らないで」と注意されたことがある人も多いでしょう。

本記事では、話を遮ってしまう人の特徴や、おすすめの話し方の改善テクニックをご紹介します。

人の振り見て我が振りを直して、人を不快にさせない話し方をできるようになりましょう。

本記事の内容をざっくり説明
  • 人の話を遮ってはいけない理由
  • 話を遮ってしまう人の特徴
  • 人の話を遮ってしまう人が試したい改善テクニック

なぜ人の話を遮ってはいけないの?

まずは、どうして人の話を遮ってはいけないのかを考えてみましょう。

理由の一つとしては、多くの人は、話を遮られると気分を害すからです。

話を遮ることで気づかないうちに、相手に「お前の話はもういい」「お前の話には興味がない」といった無言のメッセージを送ってしまっています。

何度も人の話を遮っていたら、「この人は人の話を聞かない人なんだな」と思われてしまい信用を失ってしまいます。

話しを遮ってしまう人の特徴

話を遮ってしまう人は大きく分けて2つのタイプがあります。

1つ目のタイプは、自己中心的でマイペースなタイプです。

自分が世界の中心にいるので、他人の話に耳を貸しません。常に聞きたいことを聞き、言いたいことを言うので、おとなしい人とは相性がいいでしょう。

2つ目のタイプは、感情を上手にコントロールできないタイプです。

1つ目のタイプのように、傲慢な人ではなく、言いたいときに言いたいように喋ってしまう傾向があります。

感情のままに喋ってしまうので、理論立てて話すことができず、言いたいことがあまり伝わらない人が多いでしょう。

人の話しを遮ってしまう人が試したい改善テクニック

次は、人の話を遮ってしまう人が試したい改善テクニックをご紹介します。

悪い癖だとわかっているのに、なかなか治らない人は参考にしてくださいね。

1.相手の話をオウム返ししてみる

1つ目の改善テクニックは、「相手の話をオウム返しすること」です。

相手の話を遮らないようにするには「相手の話を最後まで聞く」ことが一番です。しかし、最後まで口を挟まずに人の話を聞くことを難しく感じる人もいるのではないでしょうか。

最後まで口を挟まずに話を聞く自信がないのなら、相手の話をオウム返しのようにして相槌を打ちましょう。

ただ相手の言っていることを繰り返すのではなく、相手の話の要点を押さえることがポイントです。

例えば、子供が「今日は学校から帰る時寄り道をした」という話をしたとき、「寄り道なんてしないでさっさと帰ってきなさい」と話を遮らないように注意。

寄り道しないで帰ってくることが正しいかもしれません。しかし、話し相手が求めているのは正しいことを教えてもらうことではありません。

まずは、オウム返しをして、「今日は寄り道して帰ってきたんだね」と復唱することがおすすめです。

コミュニケーションは、正しいことを主張し合うことではないことを意識し、話し相手が気持ちよく話せるように、オウム返しをして、上手に話を返すようにしてください。

2.大きく「頷く」

2つ目の改善テクニックは、「大きく頷くこと」です。

頷きは、話をしている側からもハッキリ見え、話を聞いているという肯定の意思表示になります。人は「相手に受け入れられている」と感じると、相手の気持ちに応えようとしてさらに自己開示をするようになります。
 
以下では、頷きが相手の話を引き出すために効果的であると証明する実験結果をご紹介します。

面接官が「うなずき」をしてくれたセクションでは、85%の応募者の発言数が増加する、という結果に。発言の「量」で見ても50%もの増加が見られました。一方、面接官が意図的に「うなずき」をやめたセクションにおいては、再び発言数が減少。通常の面接では、応募者に特にこのような変化がなかったことから、「相手がうなずくことによって、人は発言量が増加する」ということが証明されました。

出典: 仲良くなりたいときには、「うなずき」が効果アリ! - Excite

話し手は、聞き手が黙って聞いていると「本当に自分の話を聞いてくれているのだろうか?」と不安になります。頷くことは「話を聞いています」というサインになり、話し手は安心して話せるようになります。

ただし、いくら頷きが相手の話を引き出すために効果的だとは言え、やみくもに頷けば良いというわけではありません。

知らぬ間にやってしまっている人も多いかもしれませんが、「早くて浅い頷きを頻繁に繰り返す動作」は話を受け流しているような印象を与えてしまいがちです。自分にそんなつもりはなくても、相手に威圧感を与えてしまいます。

相手の話し方のペースに合わせて、頷くようにしましょう。

また、コールド・リーディングという信頼関係を築く話術では、頷きのタイミングで相手の話す内容が変わるとも言われています。

「事実」にあいづちを打てば、相手は事実を話します。
「感情」にあいづちを打てば、相手は感情を話します。

出典: 人を動かす感動の法則 - ビジネススクール Link to Link

頷きのタイミングによって相手が話してくれる内容も変わってきます。

話を遮ってしまいがちな人は、口をつぐみ、頷くことに徹しましょう。

3.「話していい?」と許可を取ってから話す

3つ目の改善テクニックは、「相手に許可を取ってから話をすること」です。

話していいのか許可を取らないと話さないように自己ルールを作ると、相手の話を遮ることも少なくなるでしょう。

何度も「話していい?」と聞くと、相手にしつこく感じさせてしまうかもしれないので気をつけましょう。

話しを遮ってしまう人と話す場合は「一旦最後まで聞いて欲しい」と伝えよう

何度も話を遮ってしまう人と話すと、自分の言いたいことが伝えられずイライラしてしまう人も多いのではないでしょうか。

話を遮ってしまう人と話す場合は「一旦最後まで聞いてください」と伝えてみましょう。

「大事なことを話すから最後まで聞いて」のように冒頭で注意を促してもいいでしょう。

「最後まで聞いてください」と言われても、話を遮ってしまう人もいるのではないでしょうか。

何度言っても伝わらない場合は、伝えないといけないことを実際にあって話すのではなく、「メール」「手紙」のような手段で相手に伝えましょう。

人の話しを遮らずに聞く練習をしよう

本記事のまとめ
  • 相手の話を遮らないように、オウム返ししたり、大きく頷いてみる
  • 相手が話しているときに話すときは、「話していい?」と許可を取ってから話す
  • 話を遮ってしまう人には、「一旦最後まで聞いて欲しい」ことを伝える

人の話を遮ってしまいがちな人の特徴や解決策をご紹介しました。

自分も人の話を遮って相手の話を無視していないか気をつけてみましょう。

正しいコミュニケーションのやり方を学び、相手と楽しい会話ができるようになってください。

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