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「でも」や「だって」を使っていませんか?ついつい言ってしまう口癖を簡単に直すための指南書

Shingo Hirono

2014/05/29(最終更新日:2014/05/29)


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by Kumaravel
 口癖というものは恐ろしいもので、本人が意識しないまま出て来てしまい、治そうにも治すことが難しかったりします。本人にとってもよくないし、周りからの印象もよくない口癖に「でも」や「だって」がありますが、仕事でこれらの口癖を出てしまうと、周りからの評価もよくないでしょうし、自分自身が前に進む原動力を自分でそいでしまうことになってしまうでしょう。

 今回は、嫌な仕事に「でも」「だって」という言い訳をしてしまいがちな人のための改善方法を考えてみます。

言うだけ無駄を心得る

 もともと「でも」や「だって」が口癖になってしまっている人が、嫌な仕事に直面すると、ますます「でも」や「だって」を連発してしまいがちです。嫌な仕事をせずに済むのであれば、それでもいいのかもしれません。

 しかし、「この仕事嫌だからやらない」という態度では、社会人失格です。自分にふられた仕事は遂行すべきだと分かっているのなら、「でも」や「だって」という口癖は無駄なだけだと心得ましょう。

 あなたが「でも」や「だって」を繰り出したら、周りの人が「じゃあ代わりにやってあげるよ」と言ってくれるのでしょうか。違うと思います。あなたが「でも」や「だって」を繰り出しても、やらなければならない仕事はやらなければなりません。「でも」や「だって」を発動して、周りからの評価を落とすだけ無駄です。

あなたはもう負けている

 嫌な仕事に直面して、「でも」や「だって」と言い訳している時点で、すでに「私にはその仕事をする能力がありません」と発表しているのと同じです。あなたは、その仕事にすでに負けています。「でも」や「だって」は「自分にはできない」という思いがあるからこそ、出てくる口癖です。

 嫌な仕事に直面したら、「でも」や「だって」を発動して周りを不快にさせる前に、自分はどうやったらこの仕事を成功させられるのか。ということをまず考えましょう。「この嫌な仕事は自分には無理だ」という思考パターンから、「ならば、どうしたら自分にはできるようになるのか」という「どうしたら」という思考パターンで考えるようにするのです。

 大事なのは当事者意識です。自分ならどうするのかが、思いつかないなら、周りの人に「あなたならどうするか」とたずねてみてもいいでしょう。周りから指示を出されて「でも」「だって」を連発するより、「あなたならどうしますか」という質問をされた方がよっぽど親身になれるというものです。


 「でも」や「だって」は、なかなか手ごわい口癖です。しかし思考パターンを変えれば、逆にまったく出てこない口癖になります。今回は、嫌な仕事に「でも」「だって」という言い訳をしてしまいがちな人のための改善方法を考えてきたので、自分には「でも」や「だって」が多いなと思い当たる人は、参考にしてもらえたらと思います。

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