1. 仕事を辞めたくなる原因を徹底解明! 転職時の注意点もあわせて解説!

仕事を辞めたくなる原因を徹底解明! 転職時の注意点もあわせて解説!

  慣れない環境や煩わしい人間関係に嫌気がさし、「もう仕事嫌だな……辞めたくなってきた」と思った経験があるビジネスパーソンもいるのではないだろうか。

 本記事では、「仕事を辞めたい」という悩みに対する具体的な解決策をケース別に紹介していく。
目次
+ + 「仕事を辞めたい」と思わせる6つの原因
+ + 仕事を辞めたい人に試してほしい「心を軽くする4つの方法」
+ + 仕事を辞めたいと思う原因別に対処法を実践してみる
+ + 転職の選択が必要な4ケース
+ + 転職のリスクを理解しよう
+ + 後悔のない転職をするためのチェックリスト
+ + 転職成功を目指して、知っておきたい4つのポイント

「仕事を辞めたい」と思わせる6つの原因

 仕事を辞めたいと思ってしまう原因の多くは「不満」からきており、そのパターンは大きく分けて6つ存在する。

 自分が仕事を辞めたいと思う原因は何なのか、下記の体験談を参考にしながら確認してみよう。

「仕事を辞めたい」と思わせる6つの原因

  • 仕事を辞めたい原因①:人間関係に対する不満
  • 仕事を辞めたい原因②:社風に対する不満
  • 仕事を辞めたい原因③:給料に対する不満
  • 仕事を辞めたい原因④:労働時間に対する不満
  • 仕事を辞めたい原因⑤:評価方法に対する不満
  • 仕事を辞めたい原因⑥:仕事内容に対する不満

仕事を辞めたい原因①:人間関係に対する不満

 職場の人間関係が上手くいかないことが原因で「仕事を辞めたい」と考え始めるビジネスパーソンも多い。

 長い時間を過ごすことになる「職場」の人間関係が上手くいかなければ、精神的に辛くなるのも当然だ。

【仕事を辞めたい人の体験談】「人間関係」に対する不満

  • 新入社員の態度が生意気でイラっとする
  • 上司の言うことがコロコロ変わって、数日後には方針が変わる
  • 陰でコソコソ悪口を言われる
 陰口を言う人がいたり、派閥ができていたり、上司や部下の行動に辟易して仕事に打ち込めなかったり……。

 人間関係の悩みが先行し業務に集中できないような就業環境では、仕事に向かう足取りも重くなってしまうだろう

仕事を辞めたい原因②:社風に対する不満

 社風が合わないことも、仕事を辞めたいと考える原因の1つ

 自分の考え方・価値観と勤め先の社風が合わない場合、前向きな気持ちで仕事に取り組むのは難しいだろう。

【仕事を辞めたい人の体験談】社風に対する不満

  • 社長の考え方とソリが合わない
  • 社内の飲み会のノリについていけない
  • 自分の意見を全て否定されて、新しいことに何も挑戦できない
 上記の体験談を見ると、社風が合わないという居心地の悪さが「仕事を辞めたい」という気持ちを引き起こしていることがわかる。

 自分の努力で変えることが難しい「社風」の不一致は、仕事の継続を左右する大きな要因となるだろう。

仕事を辞めたい原因③:給料に対する不満

 仕事の質や量に対して給料が低いためことが原因で、仕事を辞めたいと考える人もたくさんいる。

 「残業代が出ない」「手当が不十分」といったような給与面の不満は、仕事を辞めたいという気持ちにつながるのだ。

【仕事を辞めたい人の体験談】給料に対する不満

  • 給料が下がった
  • 残業手当やボーナス、通勤手当が出ない
  • 真面目に働かない人と同じ給料
  • 自社ブランドの服を買わなければならず、お金が貯まらない
 大学の同級生や知人の話を聞いて「もしかして自分の給料は低いんじゃ……」と思ったことはないだろうか。

 給料の相場は職種や業界によってさまざまだが、自分の思う労働対価と現実の給料にズレが生じていると、仕事に対するモチベーションは下がってしまう

 一度給料に対する不満に気づいてしまうと、仕事を辞めたいという感情を解決するのは簡単ではないだろう。

仕事を辞めたい原因④:労働時間に対する不満

 労働時間の長さから精神的・体力的に追いつめられ、仕事を辞めたいと思う人も多いだろう。

 労働基準法が形骸化しているような過酷な労働環境、いわゆる「ブラック企業」が問題視されてからしばらく経つものの、心も体もボロボロになるような労働に苦しむビジネスパーソンが後を絶えない。

【仕事を辞めたい人の体験談】労働時間に対する不満

  • 会社から家に帰る時間もないくらい残業している
  • 仕事を早くこなすと、次から次へと雑務をふられる。少ない仕事をダラダラこなす同僚に腹が立つ
  • 「残業するのが当たり前」という風潮になっている
 やる気にあふれたビジネスパーソンのなかには、「やりがいのある仕事だから多少の残業はかまわない」と考えている人もいることだろう。

 しかし、活動時間のほとんどを会社で過ごすような働き方は、精神的・体力的な疲弊の原因となってしまう

 ライフワークバランスの喪失は、仕事だけでなくプライベートにまで悪影響を及ぼしてしまうのだろう。

仕事を辞めたい原因⑤:評価方法に対する不満

 会社からの評価が理不尽である場合も、仕事を辞めたいという気持ちにつながるだろう

 本来、評価されるべきポイントは「仕事の成果」である

 しかし、残念ながら不当な評価をする会社も存在する。こうした企業側の問題によって仕事に対するモチベーションを失ったビジネスパーソンも多いのだ。

【仕事を辞めたい人の体験談】評価方法に対する不満

  • ゴマすりが上手い人ばかりが出世する
  • 同期と比較してあれこれと嫌味を言われる
  • 容姿のいい社員を明らかに贔屓している
 特定の社員が贔屓されたり、外見など仕事以外の面で評価が左右されたりする職場では、仕事へのモチベーションは低下するだろう。

 理不尽な評価は、結果として「仕事を辞めたい」という根深い悩みの原因となる。

仕事を辞めたい原因⑥:仕事内容に対する不満

 仕事を辞めたいと思う人のなかには、仕事内容に不満を持つ人もいる。毎日対面する「仕事の内容」に納得がいってないと、それを満たすことができる会社へと転職したくなることだろう。

【仕事辞めたい人の体験談】仕事内容に対する不満

  • 自分のやりたい仕事とは程遠いものばかりふられる
  • 毎日同じような仕事で嫌気がさした
  • そもそも仕事内容に興味を持てない
 同じ職種であっても、仕事の内容は会社によってさまざまでさる。

 「今の仕事よりもマシな仕事があるはず……」と、目の前の仕事にやりがいを感じられないことが「辞めたい」という気持ちにつながるのだ。

仕事を辞めたい人に試してほしい「心を軽くする4つの方法」

 仕事を辞めたいという思いが消えない場合、それが「一過性の思い」なのか、はたまた「解決できない根深いものなのか」を見極める必要がある。

 そのために、まずは「心の負担を軽くする4つの方法」を試してみてほしい。

仕事を辞めたいときに心を軽くする方法①:思うことを全て紙に書き出す

 用意するのは、大きめの紙と筆記用具のみ。あとは、何が不満なのかという心の叫びを紙に書き出すだけだ。

 「 仕事を辞めたい」という気持ちを生じさせていた原因を可視化すると、問題点の整理がつきやすくなるだろう。

 冷静になりフラットな感情を取り戻せば、悩みを解決する糸口も見えてくるかもしれない。
 
 また、愚痴や不満を書きなぐると、書いたことで満足し、突然すっきり感じることもある。

 「あれ?何に不満があったんだっけ?」と、翌日には吹っ切れた気持ちで仕事に行くことができるかもしれない。

仕事を辞めたいときに心を軽くする方法②:誰かに相談しよう

 仕事を辞めたいと思っている理由を誰かに話すことはとても大切だ。自分だけで抱えていた思いを人に話すと、肩の荷が下りたように気持ちが軽くなることがある。

 また、客観的なアドバイスや意見をもらったり、抱えていた悩みを外に出すことで「辞めたい」という気持ちが変化するかもしれない。

 独りで思い悩まずに、社内で信頼できる人や、自分と会社を客観的に見てくれる社外の人に相談してみよう。 

仕事を辞めたいときに心を軽くする方法③:ストレス発散できる趣味を作ってみる

 仕事を辞めたいという気持ちがあるときは、仕事以外の時間に息抜きできる趣味を用意することも解決策の1つ。

 仕事以外の時間に楽しみが待っていれば、週末や就業後の時間をモチベーションにして平日の仕事に打ち込めるようになるかもしれない。

 毎日デスクワークをしている人は、運動やスポーツで身体を動かすと気分転換になるだろう。

 気軽に始められる筋トレやウォーキング、ストレッチ、ラジオ体操など、簡単な運動でも汗を流せばリフレッシュできるはずだ。

 他にも、料理やお菓子作りなど、作業に没頭できる趣味もおすすめだ。無心で野菜をサクサク切ったり、ぐつぐつと美味しそうな匂いがたつまで煮詰めたり、できあがった料理を食べれば小さな達成感を味わうことができる。

 また、読書や映画鑑賞などの物語に入り込むような趣味は非日常に浸ることができるため、気分転換につながるだろう。

仕事を辞めたいときに心を軽くする方法④:いったん仕事を休んでみる

 どんな対処法を試しても仕事を辞めたいという悩みが消えない……と思ったら、思い切って仕事を休んでみよう。

 仕事を休むハードルが高くても、「仕事を辞めたい」と思い悩んだ状態では業務に身が入らずに、悪循環が生まれてしまう。そこまで思い悩んでしまった際は、思い切って休暇を取るのが一番いい方法だ。

 仕事のことばかり考えて鬱々とした気持ちが晴れなという人は、心と身体を休める時間を作るために、休暇申請をしてみよう。

【まとめ】仕事を辞めたい人の心を軽くする4つの方法

  • 思うことを全て紙に書き出す
  • 相談相手を見つける
  • ストレス発散できる趣味に取り組んでみる
  • いったん仕事を休んでみる

仕事を辞めたいと思う原因別に対処法を実践してみる

 ここでは「仕事を辞めたいと思う原因別」に対処方を紹介する。

 原因に焦点を当てて解決策を実行することで、これまで抱えていた不満が改善されるかもしれない。

「仕事を辞めたい」と思わせる6つの原因

  • ①人間関係 ②社風 ③給料 ④労働時間 ⑤評価方法 ⑥仕事内容

人間関係について不満がある人は、気持ちを割り切るか環境を変える

 人間関係の悩みから仕事を辞めたいと思っている人は、3つの対処法を試してみてほしい。

 気持ちを割り切るか、異動を申請するか、転職するかの3つだ。

仕事を辞めたい原因が「人間関係」であるときの対処法

  • 「仕事だけの人間関係だ」と気持ちを割り切る
  • 異動することで、人間関係を一新する
  • 転職する
 人間関係が悩みの種になっている人は、「
会社での人間関係は仕事のためだけのものだ」
と割り切ってしまおう。ネガティブな気持ちを抱えてモチベーションを下がってしまうくらいなら、気持ちを割り切って業務に集中した方が自分のためになるだろう。

 しかし、陰口を叩く同僚や、パワハラやセクハラをする上司など「他人」が原因である場合、自分の努力でストレスを減らすことは難しい。

 そういった「コミュニティを変える必要がある場合」は、異動で人間関係を一新することをおすすめしたい。

 別の部署や違うチームなど、今と異なる環境への異動意思を人事部に伝えてみよう。希望が通らずに異動できなければ、転職を考えるのも1つの手だ。心に重たい負担を抱えた状況で今の職場にこだわる必要はない。

 また、セクハラやパワハラに苦しんでいるという人は、外部機関に相談するのが最善だろう。厚生労働省は、パワハラやセクハラなど、職場での悩みを持つ人を対象とした総合労働相談コーナーを設けている。

 職場での不当な扱いについて悩んでいるならば、こちらに相談してみよう。

社風や理念の不一致は転職を考えよう

 社風に関する不満があって仕事を辞めたいと思っている人は、「社風が合わないと感じる原因は何か」を再考してみよう。

 組織の理念・価値観と自分が合わないのか、職場の雰囲気が合わないのか、どちらかによって解決策も変わってくるはずだ。

仕事を辞めたい原因が「社風」であるときの対処法

  • 組織の理念・価値観が合わない場合は「転職」を考えてみよう
  • 職場の雰囲気や人間関係の問題は異動して人間関係を一新しよう
 理念・価値観の不一致が原因である場合、転職以外に為す術がない。会社の考え方に自分の価値観をすり合わせることができない限り、根本的な解決はできないからだ。

 給料や知名度などで就職先を選んでしまうと、会社の理念と自分の価値観の相違にぶつかることがある。

 歴史ある日本の大企業では保守的な傾向があったり、ベンチャー企業では新しいコト・モノを受け入れる空気があったり……と、会社規模によって価値観はさまざまだ。

 そのため、いざ転職を考えるときは、「自分が大切にするものは何か」「どんな考え方を持った人と一緒に仕事をしたいか」を深掘りした上で、慎重に会社選びを行なうといいだろう。

給料について不満がある人は待遇を確認しよう

 給料への不満が仕事を辞めたい原因になっているという人は、まず「正規の給料が支払われているか」「 残業代や然るべき手当はちゃんと支給されているか」を確認してみよう。

 正当な待遇が受けられずにいるという場合は、しっかりと権利を主張するべき。たった1人の主張によって会社全体の待遇が見直されたという例もある。

仕事を辞めたい原因が「給料」であるときの対処法

  • 会社内で出世やキャリアアップを目指す
  • 副業を探す
  • より給料のいい会社への転職を考える
 また、会社内で出世やキャリアアップを目指すのも、給料への不満を解決する方法の1つだ。目の前の仕事に一生懸命取り組み、仕事ぶりを認めてもらうことができれば昇給することができるかもしれない。

 出世するために必要な資格を取ったり、営業活動に力を入れて成績1位を目指したりするなど、率先して仕事を引き受け、成果にこだわって仕事をしよう。
 「出世なんて悠長なことを言っていられない」という人は、副業を探すのも手だ。

 働く時間が増える副業は、時間的余裕はもちろん体力や気力も必要になる。また、考えなしに副業を開始してしまうと本業に支障が出るなど本末転倒な結果を引き起こすおそれもあるため、いざ始める際は注意が必要だ。

 今の会社に留まっていては、給料に関する不満は消えないというならば、転職を考えるのも解決策の一つ。

 転職を考えるなら、給料以外のことについてもじっくり考える必要がある。なぜなら、転職によって給料面の希望が叶ったとしても、他の要素をしっかりと検討しなければ、新たな悩みで再度仕事を辞めたいという気持ちになるおそれがあるためだ。

労働環境が改善できる職場かどうか考えよう

 「長時間労働は当たり前」という空気が蔓延している職場では、労働時間の悩みを解決することは簡単ではない。

 しかし、ここ数年で労働時間に関する法律は厳しくなり、「ワークライフバランス」が国の施策として見直され始めた。

 「長く働く」ことが評価される時代は終わろうとしているのだ。労働状況改善のために行動を起こしてみよう。

仕事を辞めたい理由が「労働時間」であるときの対処法

  • 「早く帰りたい」と主張できる職場なら、早く帰りたいと主張する
  • 信頼できる上司や上役に、労働時間について相談してみる
  • 労働環境を変えようがないブラック企業に勤めているならば、転職を考える
 職場の雰囲気に起因する長時間労働が原因で仕事を辞めたいと考える人は、まずは「早く帰りたい」と主張していこう。

 働基準法を無視したブラックな労働環境が当たり前になっている職場でも、誰か1人が声を上げたことでみんなが早く帰りやすい環境になったという例はある。
 他にも、上司や上役に労働時間について相談を持ち掛けてみるのも一つの手だ。長時間労働が原因で優秀な社員が辞めてしまうのは会社にとって惜しいことであるため、改善する可能性もあるだろう。

 相談の結果、過度な長時間労働を拒否することに対して「甘い」「周りの社員は弱音を吐かずに働いている」などと叱責するならば、労働環境の改善は期待できないと思っていい。

 長時間労働を強要して弱音をはくことを許さないようなブラック企業に勤めているならば、転職を考えるべきだろう

 ブラック企業で心身ともに疲弊し、自らの身をすり減らす必要はない。

 厳しい会社でつらい仕事に耐えていた経験があれば、どこに転職しても今よりはストレスフリーに働けるはずだ。

評価方法に悩む人は、理不尽な評価を下すのが人なのか会社なのか考えよう

 「仕事に関する評価が理不尽に行われている」と不満に思う人は、その評価を下しているのは人なのか、会社そのものなのかを考えよう。

仕事を辞めたい原因が「評価方法」であるときの対処法

  • 不当な評価をする社員に不満なら、異動を申請して人間関係を一新する
  • 会社の評価制度自体に不満をもっている場合は転職する
 例えば、容姿のいい社員ばかりを贔屓する上司が不満なら、その旨を他の上司に伝えたり、贔屓する社員のいない部署に行けば問題は解決する。

 不当な評価を下す一個人に不満があるならば、異動を申請して人間関係をまるっきり変えてしまおう。

 一方、会社の評価制度自体に不満をもっている場合は転職するしかない。

 インセンティブのつけ方やキャリアアップにつながる評価方法に疑問があるならば、転職を考えよう。

 納得できる評価制度をもっている会社を吟味し、転職先で努力しキャリアアップを目指した方がいいだろう。

仕事内容について不満がある人は、仕事を好きになる努力をしよう

 仕事内容が原因で仕事を辞めたいと思っている人は、まずは今の仕事を好きになる努力をしてみよう。

 嫌いな仕事を好きになるのは簡単なことではない。しかし、他にどうしてもやりたいことがあるわけでもない限り、「好きなことを仕事にする」という順序は難しいものだ。

仕事を辞めたい原因が「仕事内容」であるときの対処法

  • 目の前の仕事で成果を出すことに集中する
  • 自分がやる必要がない仕事は、引き受けない
 営業や事務など、「職種が自分に合っていない」と悩むこともあるだろう。

 「自分はコミュニケーションが好きなわけでもないし、営業はいやだ」「ずっとパソコンに向かっているだけの事務仕事なんてつまらない」など、不満は尽きないかもしれない。

 しかし、嫌いな部分が少しもないという仕事を見つけるのは至難の業だ。まずは「つまらない仕事だ」と思ってしまう気持ちを切り替え、 仕事の充実感は内容の好き嫌いよりも、成果が出せるかどうかにかかっていると考えよう。

 嫌いだと感じている仕事だとしても、成果を出せればやりがいが生まれ、その仕事に楽しさを見出だせるかもしれない。
 一方、「次から次へと自分に関係のない仕事を振られて辟易している」という人は、自分がやる必要がない仕事は、思い切って引き受けないようにしよう

 その際、当然ではあるが「ただ断るだけ」でなく、理由をしっかり述べる必要がある。そのため、「新しく割り当てられる仕事が誰でもできる仕事かどうか」を必ず確認しよう。

 自分が抱えている仕事のクオリティを下げるリスクを負ってまで、誰でもできる仕事を引き受ける必要はない。相手が納得するような理由がある場合、その旨をしっかり伝え、タスクを調整しよう。

仕事を辞めたいと思わせる原因ごとの対処法

  • 人間関係⇒仕事だけの関係だと割り切る/異動して職場を変える/転職する
  • 社風⇒何が合わないか考え直す/理念が合わないなら転職する/職場の空気の問題なら異動する
  • 給料⇒給料の支払い状況を確認する/社内で出世やキャリアアップを目指す/副業で稼ぐ/転職する
  • 労働時間⇒上司や上役に相談する/ブラック企業なら転職する
  • 評価⇒一個人の評価が問題なら移動する/評価制度そのものが疑問なら転職する
  • 仕事内容⇒仕事を好きになる努力をする/好き嫌いは忘れて成果にこだわる/自分がやらなくてもいい仕事は断る




転職の選択が必要な4ケース

 「仕事を辞めたい」という悩みは多くの人が抱えているが、転職をする必要の有無は状況によって異なる

転職という選択が必要な4つケース

  • 仕事が原因で精神的・体力的な限界に至ってしまった場合
  • 人間関係や上司に不満があるが相談や異動で解決できない場合
  • 社風や会社の制度に不満がある場合
  • 劣悪な労働環境で改善の見込みがないブラック企業勤務の場合

仕事が原因で精神的・体力的な限界に至ってしまった場合

 仕事のプレッシャーや長時間労働、職場での人間関係が原因で精神的・体力的な限界に至ってしまった人は、迷わず退職や転職を選ぼう

 仕事以外の時間にも支障が出るほど精神的に追い詰められているという人は、それ以上頑張らなくていい。

 まずは仕事を辞めて、心を元気にすることに専念すべきだ。

人間関係や上司に不満があるが、相談や異動で解決できない場合

 人間関係や上司のパワハラなど、職場が変われば解決できる不満であれば、転職する前に異動することを検討すべきだ。

 もしも異動や相談による解決ができないのならば、転職せざるを得ない。今の職場で辟易するより、転職先でよりよい人間関係を再構築することに励むのが望ましいだろう。

社風や会社の制度に不満がある場合

 社風や給与、福利厚生などの会社の制度に不満を持っている場合は、自分がどれだけ悩んだとしても不満を解決するのは難しい。

 会社を変えないと解決しない部分に不満があり、その状況を受容でいないという場合は、転職のリスクを理解した上で転職に踏み切ろう。

劣悪な労働環境の改善見込みがないブラック企業勤務の場合

 長時間労働が慢性化したブラック企業に勤めている場合も転職を考えるべきだ。上司や上役に相談しても長時間労働が改善されないのなら、自分の将来のためにも転職へと乗り出そう。

 理不尽に耐え続け働けなくなるほど疲弊する必要など、誰にもありはしないのだ。


 以上の4ケースに退職理由が当てはまらない人は、安易に転職を決断する前に今いる職場での悩みを解決することを最優先にしてほしい。それでも「仕事を辞めたい」という気持ちに変化がなかった場合は、リスクを十分に理解した上で転職に踏み切ろう。

転職のリスクを理解しよう

 人生において転職の必要があるシーンというのは、上記の他にも意外と多いもの。結婚や家族の介護、スキルアップ、個人の目標など、転職の目的はさまざまだ。
 
 とはいえ、転職にはたくさんのリスクがともなう。

 「不満を解決できて、仕事が毎日楽しくなって一件落着」となればいいが「転職しても不満が解決できなかった」という人もたくさんいるのだ。

自分が仕事や職場に求めるものを明確にする

 転職したからといってすべての不満を解決できるとは限らない。

 給料が安いことを不満に転職したら、給料は上がっても激務に苦しむかもしれない。事務仕事が楽しくないからと営業に転職したら、わずらわしい人間関係に悩むことになるかもしれない。

 そのため、転職をする際は「何にプライオリティを置くのか」を明確にするが重要だといえるだろう。

多すぎる転職回数は不利になる?

 「全く不満のない仕事」はなかなか見つからないものだ。その結果、転職するたびに新しい不満を感じて転職を繰り返してしまう人もいるだろう。

 転職を繰り返す人は「この人は忍耐力が無いのではないか」と評価されてしまうことも無きにしも非ずだ。軽はずみな転職は、ビジネスパーソンとして身を滅ぼす可能性があるため注意が必要だ。

後悔のない転職をするためのチェックリスト

 どれだけ心を落ち着かせる方法を試しても「もうあんな職場はごめんだ。仕事辞めたくて仕方ない」という思いが晴れない場合、仕事を辞める前に必ずチェックしておいてほしいことが3つある。

仕事を辞めたくて仕方ない人がチェックする3項目

  • 業務で「成功体験」をしたことがあるか?
  • 社内外問わずに経験者にアドバイスをもらったか?
  • 仕事で何かしらのスキルを身につけたか?
 ネガティブな感情に駆られた勢いで転職したことを後悔しても後の祭り。

 ・どんな業務でも何かやり抜いた経験はあるだろうか?

 ・「仕事を辞めたいと思っているんです」という相談を、社内外問わずに誰かにした上での辞める判断か?

 ・仕事をこなす中で何かしらのスキルを身につけられたのか?

 後悔なく転職するために、以上の3項目を確認し、当てはまっているかどうかをしっかりと確認してみてほしい。

 「まだ成功体験をしていない、スキルが何も身につけていない……」

 そんな人は、今の職場で「成功体験」をするという1つの目標に向かって、がむしゃらに働いてみよう。仕事に関する悩みを忘れるくらい仕事に没頭できるかもしれない。

 もし「成功体験やスキルは得たが、やはり転職したい」と思ったとしても、得た経験は転職活動の中でアピールポイントとなるため、無駄にはならないはずだ。

 ただ、何度も述べてきたように今の職場にいることが心と体に負担になっている場合は、上記の項目に当てはまらなくても転職することをおすすめする。

 「心と身体の健康あっての仕事」ということを忘れないようにしよう。




転職成功を目指して、知っておきたい4つのポイント

 転職することでしか悩みを解決できないという人は、今の仕事に整理をつけて転職活動を始めよう。

 転職先で同じような不満を抱くことは避けたいため、転職先候補はよく吟味し、満足のいく転職をしたいところだ。

 そのため、下記では「転職準備をするにあたって頭に入れておきたい4つのポイント」を紹介する。

ポイント①:転職活動を在職中に始めるか、退職してから専念するか考えよう

 転職活動を在職中にするか否かは悩みどころだ。仕事を続けながらの転職活動と退職後の転職活動には、それぞれメリットとデメリットがある。

仕事を続けながら転職活動をするメリット/デメリット

  • 【メリット①】収入が途切れない安心感
  • 【デメリット①】面接などのスケジューリングが難しい
  • 【デメリット②】退職までの期間を考慮すると早期入社を条件としている会社への転職が不利

仕事を退職してから転職活動をするメリット/デメリット

  • 【メリット①】スケジュール調整や早期入社についての悩みがない
  • 【メリット②】転職活動に集中できるため転職先を吟味する時間がある
  • 【デメリット①】収入源がなくなる
  • 【デメリット②】収入源がないという焦燥感による判断の誤り

ポイント②:転職エージェントは早めに登録しておこう

 面接などの「本格的な転職活動」を始める時期は悩みどころだが、転職エージェントへの登録や相談は在職中から始めておきたい。

 キャリアアドバイザーとの相談を重ね、受ける会社に目星をつけておくことは収入に困らないうちにやっておくべきだ。

 リクナビNEXTなどのように、ビジネスパーソンの転職活動をサポートしてくれるエージェントサービスは使っておいて損はない。転職を考え始めたら、まず登録してみよう。

ポイント③:転職先は妥協せずに、よく吟味しよう

 転職を決断したら、転職先については妥協せず、転職候補の会社を徹底的に調べ尽くしよく吟味しよう。

 一社のみの内定で即決する転職者もいるが、比較検討をせずに行なう転職は「前の会社の方がましだった」という結果を招きかねない。

 もちろん、一社に絞った転職活動でも成功する可能性はあるが、可能な限りリスクを減らすには、比較対象を置きよく吟味した上で選択を行なうことが重要だ。

ポイント④:自分の市場価値を高める努力をしておこう

 転職を考えるなら、転職先の選択肢を増やすためにできる限りの努力はしておこう。

 資格を取る、英語を勉強するなど、転職市場で自分の条件に合う会社に就職するため、努力は怠らないようにしたい。

 とくに、売りにできる能力は掛け算で持っておくとよい。

 例えば、財務関係の知識がある人の場合。英語も勉強しておけば「英語ができて財務知識もある人材」として捉えてもらうことができる。単体のスキルだけでは既存の社員やライバル人材に見劣りしてしまう可能性があるが、有用性のある複合的なスキルは転職市場で高く評価されるだろう。
 
 「転職」という大きな転機に向かう以上、成功する可能性を高めることができるアクションは可能な限り取っておくことが望ましい。


 ここまで解説してきたように、「仕事を辞めたい」という悩みはとても切実で、重みのある課題だ。

 今まさにそうした悩みに直面しているという人は、我慢しネガティブな気持ちを抱き続けるのではなく、「どうしたら仕事を辞めたいという悩みから解放されるのか」を、本記事を参考にしてじっくりと考えてみよう。

 何よりも忘れないでほしいことは、今の職場での悩みを解決するにも、転職するにも、行動しないことには何も変わらないということだ。

 仕事を辞めたいという気持ちの原因・対処が見えれば、今よりも充実したビジネスライフを送ることができるだろう。本記事が読者の一助になることを強く願っている。

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