1. 「人間観察力」の自己PRは低評価のもと!?面接で「観察力」をアピールする際のテクニック

「人間観察力」の自己PRは低評価のもと!?面接で「観察力」をアピールする際のテクニック

by Nickolas Titkov
 面接の自己PRで「観察力」をアピールするのは、なかなか効果的な方法です。「観察力」を取り上げる人は多くありませんので、それだけで面接担当者の関心を引き、印象付けることができるからです。

 しかし、自己PRしにくいのが「観察力」でもあります。アピールしにくい属性だからこそ、取り上げる人が少ないということもできるでしょう。では、どのようにすれば、その難しい「観察力」の自己PRが可能なのでしょうか。

自己PRで話すべき観察力は「人間観察」ではない

 観察力というとおそらく多くの人が「人間観察」を連想するでしょう。たしかに、人間にとって必要な観察力は、人間に対するものです。しかし、それを面接でアピールするのは、あまりおすすめできません。というのも、人間観察という言葉には「他人の行動を細かいところまで捉え、批判する」というイメージがあるからです。

 実際の面接で、「私は人間観察が大好きで、いつでもどこでも目の前にいる人をじっくり観察します。そして、その表情や行動からその人の性格や個性を分析するのが得意です」と言ったとしましょう。そうすると面接官は「ということは、今はこの私のことを観察し、私の性格を分析しているのか」と思います。好印象は持たれませんし、「無礼」と感じる面接官もいるかもしれません。

 また、「では、私を観察してみて、どんな性格だと思いますか?」と質問されたら、答えに窮してしまうでしょう。このように「人間観察力」という伝え方は、有効でないだけでなく、危険な要素もはらんでいるのです。

自己PRすべきは「自己観察」と「状況観察」

 面接で観察力を自己PRするのであれば、ですから、「人間観察」ではなく、「自己観察」「状況観察」の能力に長けていることをアピールすべきです。

 たとえば、こんなふうに説明してはどうでしょうか。「私は常に自己観察、状況観察することを習慣にしていて、その観察力は人より優れていると自負しております。学生時代、サークルのリーダー役を務めていましたが、サークル活動の中で、各メンバーの動きを全体として観察し、状況分析することを心がけてきました。個々のメンバーの観察というよりも、常に全体の様態や動きを観察します。その際、同時に自己観察することも必要だと知りました。その状況における自分のありようを冷静に観察すると、自分の取るべき行動や、全体として選択するべき道が見えてくるのです。その観察で、トラブルを未然に回避したこともありました」

 こうした自己観察や状況観察の能力は、社会人にとって大変大きな強みになります。面接官は「その能力は会社でも生かせるだろう」と考えるはずです。「サークルの合宿」や「ゼミでの活動」、あるいは「アルバイト経験」の中から、具体的エピソードを例示すると、説得力が増すでしょう。

 どんなケースでも「自己観察」と「状況観察」はなされ得るのですから、例はなんでも構いません。印象的なエピソードをまず考え、それに2つの観察を当てはめればいいのです。


 具体例を挙げて観察力を自己PRできれば、かなり高いポイントになるでしょう。上記で説明してきたことを参考に、自己PRしてみてはいかがでしょうか。

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