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キーワードは「フローチャート」!仕事で使える分析力を向上させる方法

ichiba hideki

2014/05/27(最終更新日:2014/05/27)


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by USDAgov
 仕事において問題や課題を解決する際には、分析力が必要となります。問題や課題そのものや原因を、様々な角度から検証し分析することになるのですが、これが不十分だと効果的な解決策を打ち立てることができません。

 そこでもし、自分の分析力がまだ甘いと思うようならば、向上させることを考える必要があります。仕事上で分析力を向上させるための方法には、どのようなものがあるのでしょうか。

問題や課題をまずは検証する

 たとえば自分が飲食店の店長だとします。最近毎月の売り上げが落ちてきているために、手を打ちたいと考えているとします。ここでまず必要なことは、何が問題になっているかということです。

 お客さんの数が減っていることは間違いないのですが、どうも今まで人気のあった商品に注文が入らないようだからと、新メニューの開発をすればよいと判断するのでは、分析力は生かされていません。思い込みやこれまでの経験を踏まえての原因分析は避けるべきです。

 問題はお客さんが少ないことなのか、商品に魅力がなくなったことなのか、あるいは他にあるのかをまずは分析する必要があります。そのために、それを調べる力をつける必要があります。まずは現状をよく観察することを訓練する必要があります。

原因を特定する

 人気メニューの味が落ちていることは無いか確認した上で、次にお客さんが減った背景を調べます。周りに新たなお店ができていないか、あるいは新しいサービスを始めたところがないかなど、外部の変化を調べることになります。

 そしてそこに何も変化が見られないとしたならば、自分のお店の内部に原因を求めるようになります。このように、ロジックを組んで原因を絞り込む能力が必要となりますので、まずはフローチャート式に考えることを書き出すようにすればよいかと思います。

 最初は面倒でも、いずれ慣れて自然に頭の中で処理できるようになってきます。この作業が、いわゆる分析力を用いるということになります。この結果、どうやら接客の態度に問題が出てきたらしいと絞り込むことができたとします。

対策を考える

 次に問題の原因に対しての対策を立てることになりますが、ここでも分析は必要です。ただ従業員に注意すればよいで済ませてはいけません。まずは、やはりそのようになった原因を探っていきます。

 先ほどのようにフローチャートを作成して、思いつく限りの可能性を書き出してひとつずつ検証します。その結果、繁忙期に接客に荒さが定着してしまい、それが今も従業員に身についてしまったことが原因らしいと判断できたとします。そこで、一から接客について教育しようと対処することになります。


 以上のように、分析力にはキメの細かさが必要になりますので、漏れがないようにあらゆる可能性を考える習慣をつける必要が出てきます。その訓練として、考えるべきことをフローチャート化してひとつずつ検証するといった形で、分析力を向上させていくと良いのではないでしょうか。

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