1. 【戦略思想の最前線】マイケル・ポーターが提案する競争戦略の方法

【戦略思想の最前線】マイケル・ポーターが提案する競争戦略の方法

by TANAKA Juuyoh (田中十洋)
 1985年に、ハーバード・ビジネス・スクールのマイケル・ポーター教授は、 競争優位の戦略というビジネススクールの教科書を書きました。その中で、彼は企業が継続するための競争戦略として3つの主要な方法について触れているのは知っていますか。ここでは、マイケル・ポーターが提案する競争戦略の方法について紹介していきます。

1.コストリーダーシップ

 コストリーダーシップとは、低価格で合理的な価値を提供することを意味します。これは、企業が継続的に業務効率を向上させることによって進められます。

 彼らは通常、ストックオプションまたは昇進の機会などの無形のメリットを従業員に提供したり、安い労働力を使ったりすることで、給料自体はより少なく抑えることを行います。また、規模の経済を活用し、大量に買い付けることを行います。コストリーダーシップの優位性を持つ企業の世界的な代表例として、ウォルマートやコストコが挙げられます。

2.差別化戦略

 差別化とは、あなたが明らかに他の誰よりもはるかに優れた製品やサービスを提供する方法を有し、強力なブランドを持っていることを意味します。そのような企業はより速くそれを提供することや本当に顧客のメリットになることで、独自の高品質な製品を提供して差別化を図ります。コストリーダーに代わって、差別化戦略を有する企業はプレミアム価格を設定することができます。

 企業は通常、革新的技術や品質や顧客サービスによって差別化を実現しています。革新的技術は、新しい方法でニーズを満たします。

 これの良い例は、アップルです。iPodはあなたが好きな順序で好きな音楽を再生することができる点で革新的でした。品質は、最良の製品またはサービスの提供を意味しており、そのため値段は少々高いかもしれません。ティファニーは、その品質が高く見えるためにより高い値段設定が可能です。顧客サービスとは、顧客を喜ばせるために格別の努力を行うことを意味します。

3.集中戦略

 集中とは、あなた他の誰よりもその市場を理解してサービスを提供することを意味します。コストリーダーシップや差別化戦略のいずれかを使用することはできますが、その標的はある特定の市場となります。多くの場合、大企業が入り込めていない小さなニッチ市場です。

 たとえば信用金庫は持続可能な競争優位性を得るために、集中戦略をとっています。彼らは地元の中小企業、または個人富裕層をターゲットにしています。彼らのターゲットとするユーザーは、大手銀行が提供することのできない個人的な雰囲気、きめ細かいサービスを楽しんでおり、このサービスのために手数料としてもう少しお金を払っても構わないと思っています。


 他の企業に勝ちたいと考えている経営者や、自分の会社には何かが足りないと考えている人は、上記のポーターが提案する競争戦略を実践してみてください。

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