1. 企業は論理力のある人材を求めている!フェルミ推定を学ぶのに最適な例題2選

企業は論理力のある人材を求めている!フェルミ推定を学ぶのに最適な例題2選

by yoppy
 フェルミ推定は、現実的には正確に調査するのが難しいような問題を、観測可能ないくつかの事実を手掛かりとして論理的に推論することで、おおよその答えを出す問題解決法です。フェルミ推定は、グーグルの入社試験問題に採用されたことから一時期話題になりました。

 現在でもいくつかの企業では採用試験の問題として出題されることがありますから、関心のある方は例題に挑戦してトレーニングしてみてはいかがでしょうか。今回は、フェルミ推定を学ぶのにおすすめな例題を紹介します。

ビルの窓をすべて磨くという仕事に報酬をいくら請求するべきか

 これはグーグルで出題されたフェルミ推定の問題の一部を変更した例題です。もともとも問題ではボストンのビルになっていましたが、ただ単純にビルと置き換えてみました。

 このように一見荒唐無稽でつかみどころのない問題を解決するのに最適な方法がフェルミ推定です。フェルミ推定では、まず最初に観測可能な事実を認識します。この場合最もわかりやすい情報は、ビル窓掃除の報酬です。

 一般的なビル清掃の日当が一日一万円で一棟のビル窓全てを清掃すると仮定し、それに東京にあるビルの数をかけて…、というように推論を重ねていくことで回答可能な問題です。とらえどころのない例題に見えますが、労働単価という極めて身近な条件と東京伸びるという膨大な数を両方盛り込むことで、フェルミ推定に必要な事実の認識と概算数の仮定を上手に練習できる例題です。

富士山を東京に移動させるには何日かかるのか

 実際には実現不可能な荒唐無稽な問題ほど、フェルミ推定の例題としてはふさわしいものになります。この例題では、日本人なら誰でも知っている富士山を東京に移動させるという途方もない状況を想定することで、フェルミ推定の本質である概算という概念を正確にとらえることが可能になります。

 この例題を解くカギは、富士山の質量の概算と、輸送力をどの程度に仮定するのかということです。フェルミ推定では不明確な条件に関しては合理的な範囲内で仮定することで計算可能な状態を作り出しますが、あまりにも現実離れした条件を仮定することは許されません。

 富士山を人すくいできるような巨大なブルドーザーを開発する、というような過程はあまりにも現実離れしているため、フェルミ推定の回答方法としてはふさわしくありません。ただし、そのような巨大なブルドーザーの開発にかかる期間や経費、実際に運用する時に問題となる法律などの諸条件に関する考察までクリアすれば、立派にフェルミ推定の下位となるでしょう。

 フェルミ推定で重要なのは、どのような解法を選択するのかということではなく、解にどれだけ論理性と説得力を持たせられるのかということです。その解が論理に基づいたものであれば、たとえ現実離れしたものであったとしても、解にたどり着くまでの過程は評価に値することになります。


 フェルミ推定の例題を2台紹介しましたが、フェルミ推定を正しく理解していれば問題の作成は難しいことではありません。ある程度フェルミ推定に関する知識を身に着けたら、今度は自分で問題を作成してみましょう。そして、その問題を更に解いていくことで思考力を研ぎすましていきましょう。

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