1. 企業と顧客の関係を知るのがカギ!企業がブランディング戦略を行う上で重要な2つの戦略

企業と顧客の関係を知るのがカギ!企業がブランディング戦略を行う上で重要な2つの戦略

by Didjeridoo_tom
 企業がブランディング戦略を実行する場合、必要な参考材料を分析することで市場を理解し、的確な戦略を立案しなくてはいけません。ブランディング戦略とは企業と顧客との関係性を付加価値に転換するマーケティング戦略に他なりませんから、企業側の視点からの戦略ではなく、常に顧客の側の視点からのマーケティングが重要になります。今回は、企業がブランディング戦略を行う上での参考材料の分析について解説していきます。

1.ターゲット分析

 企業がブランディング戦略を行う上で重要になるのが、顧客セグメントに対する理解とターゲット分析です。企業が想定する顧客のことをターゲットと呼びますが、ターゲットをどのような顧客層の集団に設定するかによってブランディング戦略の方向性は大きく変わります。

 この時想定する顧客層の集団のことを顧客セグメントと呼び、似通った価値観や共通する購買行動を持つ顧客集団を指します。顧客セグメントをイメージしながらターゲットを分析することで、より対象を絞り込んでブランディング戦略を実行することが可能になり、想定した顧客に最適な形でのブランディング戦略が実現します。

 例えば、ブランディング戦略の一環として広告展開によるイメージ戦略を実行する場合、想定するターゲットによって最適な広告媒体は異なります。30代男性をターゲットにするならば、接触機会の多い通勤電車内の広告やスポーツチームのスポンサードなどが高い広告効果を発揮します。

 60代の女性をターゲットにするのであれば、女性週刊誌などの雑誌広告や昼間のテレビ広告、新聞折り込みチラシなどが高い広告効果を発揮します。ターゲットが変われば最適なマーケティング戦略は異なります。ターゲットを分析することで、コストを抑えつつ効果を最大にするようなブランディング戦略が可能になります。

2.ストーリーメイキング

 ブランディング戦略の重要な柱の一つが「ストーリーメイキング」です。ブランディング戦略におけるストーリーとは、企業と顧客の間で共有される体験のことであり、その製品を購入することで得られる付加価値を認識するための作業でもあります。

 なぜ顧客はその企業の商品を進んで選ぶのか、それを分析することでブランディングの理由付けが明らかになり、企業側から積極的にブランディングに対するストーリーを提供することが可能になります。

 ストーリーメイキングが成功すれば、顧客は製品の性能や機能ではなく、製品を使用すること自体に対して価値観を見出すようになります。それは企業側から見れば、新たな付加価値の創設に他なりません。

 ブランディング戦略の究極の理想形とは、その企業の製品であるというだけで顧客が積極的に購入する状態です。ストーリーメイキングは、その理想形に近づくための戦略でもあるのです。


 以上のようにブランディング戦略は、あらゆる方向からのマーケティングを総合する形で実現する戦略です。そのためにはまず顧客を分析し、自らの製品をも分析する必要があります。そして、顧客からの信頼を勝ち取っていくことが他の企業に差をつけ、生き抜いていくことができるようになるのです。

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