1. 【社内で弊社って使うのはアリ?】仕事をする上で確実に押さえておきたい敬語のマナー

【社内で弊社って使うのはアリ?】仕事をする上で確実に押さえておきたい敬語のマナー

by W.K. Kellogg Foundation
 大学生の間は、バイト先でも適当な敬語で許してもらえたかもしれません。しかし、社会人になったら、正確な敬語を使えないと、一人前とはみなしてもらえず、個人だけでなく会社全体まで信用を失いかねません。

 人に対する敬語が使えるのは当然ですが、会社に対する敬語があるのは、知ってるでしょうか?今回は、社内でなぜ「弊社」という言葉を使わないのか、その理由を説明したいと思います。

敬語の種類について

 まず、「弊社」という言葉は敬語のうち、「謙譲語」に属します。敬語には3種類あります。すなわち、尊敬語・謙譲語・丁寧語。言葉で相手への敬意を表現するとき、2パターンあります。ひとつは、相手を自分より上に置くこと。もうひとつは、相手の位置はそのままにして、自分が下にさがることです。どちらも結果的な効果は同じで、自分より相手を上に置くことになります。尊敬語は前者です。会社を尊敬語で表すなら、貴社、御社といった具合になります。

 一方、謙譲語は後者、「弊社」は後者にあたります。自分の会社を下に置くことが、自動的に社外の人たちを上にあげることになるので、「弊社」と言うのです。ちなみに丁寧語は、「ですます」など言葉を丁寧にすることで、相手への敬意を表す言葉です。丁寧語くらいなら、大学生のときでも使っている人はいたのではないでしょうか。

なぜ社内で「弊社」という言葉を使ってはいけないのか?

 敬語の種類を見てきて、「弊社」と言う言葉は謙譲語だということがわかりました。自ずと、弊社を社内で使ってはいけないことは分かったと思います。日本における敬語は、状況が変わると、敬う対象や、敬うべき順番も変化するのです。

 取引先と話をするとき、あなたが「弊社は」と言っても怒らなかった上司でも、会社に帰って来て、社内の仲間しかいない状況になって、あなたが、「弊社の今期の売り上げは…」などと報告を始めたら、「なんだ、こいつは…」と思われてしまうでしょう。

 あなたが属している会社はもちろん上司も属している会社です。あなたが社内で会社のことを下げ、謙譲語である弊社と言うことは、同じ会社に属する上司や仲間のことも下げることになります。


 社内で弊社という言葉を使わない理由について、敬語の種類をもとに説明しました。日本では大人として敬語の正しい使い方はマストです。ビジネスの場面で、よくわからない敬語に出会うこともありますが、それぞれ尊敬語なのか謙譲語なのかを確かめるようにしておくと、混乱せずに敬語を使いこなせるようになると思います。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する