1. 顧客に受ける商品やサービスを作りたい!事例から考える「ペルソナマーケティング」の実践活用法

顧客に受ける商品やサービスを作りたい!事例から考える「ペルソナマーケティング」の実践活用法

 ペルソナとは、企業が提供するモノ・サービスのユーザーである象徴的な顧客モデルのことを言います。企業として最も大事にしなければならない象徴的な顧客モデルを描くことにより、顧客を具体的に深く理解できるようになります。

 また、顧客が現在理解していない潜在的なニーズを見つけることもできます。そこで今回はペルソナの有効活用法とそのマーケティング事例をご紹介します。

ペルソナの有効活用法

 ペルソナの活用は、経験に頼るマーケティングとは違います。必ず企業が提供するモノ・サービスのユーザーとなる顧客を想定しています。まずはその顧客モデルを分類し属性をもたせます。顧客モデルを明確にしたペルソナに対して、さまざまなアプローチをもって顧客に受けるプランを創出する方法です。

 仮説立案、検証、マーケティングという流れで、ペルソナごとのマーケティング戦略を実行します。マーケティングにおけるペルソナの活用は、店舗などリアルの世界でのマーケティングにも、ネットを活用したマーケティングにも適用可能です。

ペルソナマーケティング事例

 ペルソナを有効活用しているマーケティング事例として、株式会社 南都銀行(奈良県奈良市) が知られています。南都銀行は、2005年4月にスタートした中期経営計画「バリューアップ "NANTO"」において2つの基本方針「収益力の強化」と「お客さま満足の向上」を掲げ、「地域・お客さま」「株主」「従業員」などのステークホルダーとともに成長していく銀行を目指しました。

 「お客さま満足の向上」を図るためにアンケートを実施し、アンケート結果から顧客を5つの属性に分け、5つのパターンの顧客モデル、すなわち「ペルソナ」を想定しました。

 南都銀行の既存顧客を、①富裕者層(投資信託あり)、②富裕者層(投資信託なし)、③ローン利用者層、④一般層の4つのペルソナ、⑤南都銀行の既存顧客ではない他行利用者の富裕者層(投資信託あり)のペルソナを追加したものです。ペルソナに応じた金融商品・サービスの提供強化につなげ成果をあげました。


 今回の記事を読んでペルソナマーケティングを理解していただけただろうか。顧客をペルソナ化することによって、開発した商品・サービスをより効果的に提供することができるだろう。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する