1. 「あのホンダも採用した!?」マネジメントにコーチングを取り入れるべき理由

「あのホンダも採用した!?」マネジメントにコーチングを取り入れるべき理由

by Ryosuke Yagi
 コーチングという言葉をきいて、あなたは何を連想しますか。スポーツ選手のトレーナーでしょうか。人に何かを教えること、でしょうか。実はコーチングの語源となっている「コーチ」とは、馬の手綱のことで、そこには「導く」といった意味が込められています。

 コーチングとは人が人を導くための手法であり、実はスポーツ等の分野に限った話ではなく、いまやビジネスの世界でも積極的に取り入れられてきています。ここでは、マネジメントにコーチングを取り入れるために必要な考え方を紹介します。

ホンダも採用したコーチングの威力とは

 有名自動車メーカーホンダは、各営業所の所長クラスの人間には必ず専属のコーチをつけています。定期的にコーチと面談を行い、カウンセリングを受けるのです。ほかにも世界的に有名な企業の多くがコーチング制度を採用しているのですが、これはなぜでしょうか。

 それは、コーチングを行うことで、その会社の問題解決能力や業績が向上したという結果があるからに他なりません。大抵コーチングを受ける人は何らかの問題や悩みを抱えています。そして、それに対する答えを自分自身で導き出し、動くように促すのがコーチングです。

 独力での解決を促し、実際にそれを達成させる。つまり、当人の持つポテンシャルを最大限に引き出すための手法がコーチングなのです。ですから、これはどのような業界でも通用する普遍的なもので、今日でも様々な形でマネジメントに取り入れられているわけです。

コーチングの基本

 「あなたなんて、最初から必要なかった」そういわれることがコーチにとって最大のほめ言葉だそうです。本当に自分で答えを導き出してもらうからこそ、このような言葉が出てきたときに、真のコーチングが成されたことになるのです。

 では、どのような手順でコーチングは行われるのでしょうか。最も大切なのは「傾聴」です。これがコーチングスキルの8割を占めるといっても全く過言ではありません。繰り返しになりますが、結局問題解決のための答えは自分自身が持っているのです。

 それを引き出すために、コーチ役の人はとにかく話しを聴いてあげることに徹します。傾聴を円滑に進めるための効果的な質問もあります。「現状はどうですか?」「いつまでにどうなっていたいですか?」「あなたが今もっている資源はなんですか?」「その資源の中に使えそうなものはありますか?」「今、どんな気持ちですか?」など、簡単な会話のキャッチボールから始めていき、徐々に深い内省を伴うような質問に切り替えていきます。

 すると、何かのつっかえが取れたかのようにどんどん相手がしゃべりだし、その中にきらめく答えを見出すことになるのです。


 以上のように、今回はコーチングについての基本しか紹介できませんでしたが、なにより大切なのは、悩みを解決してあげるのではなく、解決するように導いてあげることです。自分の力で現状を打破する、そんな人間になるように導いてあげる、それがコーチングなのです。

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