1. 【辞令交付式を企業が行う目的】新たな職場でも自覚と誇りを持たせることが可能になる

【辞令交付式を企業が行う目的】新たな職場でも自覚と誇りを持たせることが可能になる

by Raiwie
 企業が人事異動を実行する場合、対象となる社員に対して辞令を発令し、人事異動が行われる旨を通知することになります。辞令を交付する時に、本人に直接交付するだけではなく、辞令交付式という式を開く場合もあるでしょう。

 人事異動はあくまでも社内人事の通常業務の一環であると考えれば、わざわざ辞令交付式を開催する必要などないように思えます。では、なぜ辞令交付式を開いて辞令を交付するのでしょうか。企業が辞令交付式を開くのにはそれなりの理由があります。今回は、企業が辞令交付式を取り行う目的について解説します。

社員に自覚を持たせる

 人事異動で新しい職場に移るといっても、そう簡単に気持ちが切り換えられるものではないでしょう。中には不本意な人事異動をさせられてしまい、前の職場への未練を引きずっている社員がいるかもしれません。企業が辞令交付式を取り行う目的は、辞令交付式というけじめをつけることで前の職場に対する思いを打ち切り、新しい職場で仕事をするのだという自覚を社員に持たせるためです。

 通常業務の中で辞令を渡して終わり、というだけでは人事異動という自覚が生まれず、前の職場とのけじめをはっきりとつけることができません。辞令交付式という形で大々的に辞令を扱うことで、人事異動に対する自覚が生まれ、前の職場にけじめをつけて新しい職場の一員としての自覚が生まれるでしょう。

 会社にとっては必要な辞令であっても、対象となる社員本人にとっては不本意なこともあります。辞令交付式は、そんな社員に意識を切り替えさせることを目的の一つとしており、仕事の節目としての機能を有しているのです。

仕事に対する誇りを持たせる

 社員が仕事で成果を上げるためには、その仕事に対して誇りを持たなくてはいけません。誇らしい仕事をしているという充実感が仕事に対する集中力を生み、より質の高い仕事をする原動力になるのです。

 辞令交付式は、新しい職場へ人事異動するという事実を式の参加者全員で祝う目的で開かれます。同僚や上司等共に働く仲間から人事異動の事実を称賛し激励されれば、辞令を受け取った社員の心の中に新しい賞場で働くことに対する誇らしい気持ちが生まれ、前向きな気持ちで新しい職場に移ることができるでしょう。

 辞令交付式を行うことで、人事異動が誇らしいことなのだという一種の権威付けが生まれ、不安要素の多い人事異動を名誉なこととして取り扱うことができます。

周囲への挨拶ができる

 辞令を受け取った時は、お世話になった人たちなどに挨拶をしなければいけませんが、業務の都合上すべての関係者に挨拶が行き届かない場合もあります。辞令交付式を行うことで関係者に一括で挨拶をすることができますから、関わりの薄い人たちにも挨拶をするチャンスが生まれるでしょう。


 辞令交付式は、企業と社員との間にある信頼関係を確認するための式でもあります。辞令を単なる事務手続きとしてではなく、会社が社員を信頼している証だということを辞令交付式は証明してくれるのです。

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