1. 【辞令とは何なのか?】知ってそうで意外と知らない辞令の種類

【辞令とは何なのか?】知ってそうで意外と知らない辞令の種類

by Nathalie Kosciusko-Morizet
 辞令とはなんでしょうか?辞令は、入社式や、官職・役職などの任免の際に、よく聞かれる言葉だと思います。辞令は会社が、従業員に昇給や昇進、転勤・配属異動などを命じる場合に用いられる書類です。

 ただし、辞令は必ずしも、交付することが法律で義務づけられている書類ではありません。あくまでも、会社の意向を伝える命令文書として交付されるものです。なお、辞令とは、一般的な連絡文書ではなく命令文書であることに注意しましょう。辞令にはいろいろな種類があり、中にはあまり聞き覚えのないものもありますので、幾つか紹介していきたいと思います。

1. 辞令の書き方のポイント

 辞令は、どのような辞令でも、以下のような内容が盛り込まれなければなりません。

・誰に、いつから、何を命じるのか
・代表取締役(社長)の名。
・一言、励ましや期待の言葉

 なお、辞令を受ける人は、事前に、近々辞令が交付される旨の連絡文書を渡されているため、慌てなくても済むように配慮されている場合がほとんどです。

2. 採用辞令

 採用辞令とは、採用が決まったことを交付する辞令です。法律で交付することが義務づけられている書類ではありません。しかし、採用の日付や基本給など、会社としての意向を伝える命令文書ですので書面で交付します。なお、労働基準法では、労働条件の明示、たとえば試用期間などを記入することが義務付けられています。

3. 配置転換辞令とは?

 配置転換とは、日本の企業における人事制度独特の制度で、従業員の職務を一定の期間ごとに変えさせることですが、その目的としては、いろいろな部署の仕事を学び、会社全体の組織を覚えることが挙げられます。

 ですが、日本でしか見られない制度であり、せっかく仕事を覚えたのに、ほかの部署に配属になってしまった、ということが度重なると不都合も多なってしまいます。ですから、最近では自分で配置転換を希望したり、企業のほうから希望者がいるかどうか公募制度を導入するなど、労働者の意向も踏まえた配置転換を行う企業が見られるようになってきました。配置転換の辞令の書き方は、採用辞令と同じで、簡潔に要点をまとめたものが代表取締役(社長)名前で交付されます。


 いかがでしたでしょうか?辞令は、他にも、出張辞令、配属決定辞令、転籍辞令 、転勤辞令 、 昇給辞令 、昇格辞令などがあります。昇格、昇進辞令は、通常は辞令を交付した理由を書きませんが、理由を書く場合は、就業規則等の根拠を示して書くようにしましょう。辞令は会社からの命令です。辞令を受け取ったら、必ず従わなければならないことを心得ておきましょう。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する