1. 転職回数を聞かれたどうすべき?中途採用の面接で慌てないための事前準備

転職回数を聞かれたどうすべき?中途採用の面接で慌てないための事前準備

by Italian Embassy in Washington DC
 中途採用の場合、面接時に転職回数を尋ねられる事があります。この時、どう答えるべきでしょうか?何しろ面接ですから「答えない」「誤魔化す」というような対応は論外です。「どう答えるか?」がポイントです。

 転職回数自体は、履歴書や職務経歴書からわかる内容なのに、敢えて答えさせているかもしれません。これは当然、「回数」を聞きたがっているのではありません。この場合、あなたがこの質問に対して「どう答えるのか」を、面接官は知りたがっているのです。

その回数は多すぎませんか?

 単純に回数を答えただけで、話は終わらないはず。その後に予想される、さらなる質問の1つはこれです。この場合、面接官は間接的に「転職の理由」を尋ねています。

 例えば、あなたが、自分なりのキャリアパスを思い描いていて、自分自身の成長の為に転職しているのであれば、その「計画」と、「達成度」について話せば良いだけの話です。さらに、「御社ならば、こういった経験を積むことができると思って応募しました」と応募動機につなげる事もできるでしょう。

 しかし、こういったタイプの人材が良しとされるのは、たいていの場合は外資系企業です。自分のスキルアップに伴って転職し、待遇を上げるのが普通の欧米と違い、日本企業はまだまだ保守的です。採用した人には、ずっと自分の会社で働いていてほしいと思っている経営者や会社幹部は少なくありません。

 こういった企業の場合、では採用しても、すぐに弊社も辞められてしまうのですか?と言われてしまうかもしれません。となると、「自分の都合で転職した」ということは言わない方が良い企業もあるのです。

 同じ内容を語るのであれば、「この分野の能力を身につけたくて」を「仕事に関する熱意から転職を決意した」という文脈に変える必要があるでしょう。もちろん、「その能力を身につけたが、さらに、こういった事も知りたくなった」という流れにつなげなければ、「多すぎる転職回数」に対する否定的なムードを変える事はできません。

 また、辞めざるを得ない事情があった場合は、それについて言及する事も必要です。中途採用の場合は特に「簡単に会社を辞めるタイプの人ではないのか?」と疑問を持たれる事が多いでしょう。やむを得ず、会社を辞めている点を強調できれば、人間性を疑われる可能性は低くできます。

その回数は少なすぎませんか?

 この質問は、外資系企業で中途採用を行う場合では珍しくありません。スキルがある人ほど転職するものだというのが欧米では常識である為、下手をするとよほどスキルの低い人なんだろうと思われてしまうでしょう。そうでなくとも、

・新しい環境へ飛び込もうという積極性に欠ける
・様々な環境で仕事をしてきたという「経験」が無い
・自分のキャリアアップについて無関心

 と、悪いイメージで見られる可能性が高くなってしまいます。外国人の場合、日本の企業風土に無関心な人も多い為、まずは説明が必要となるはずです。欧米とは価値観が違う点を確実に理解して貰う必要があるでしょう。

 また、一つの企業に居たからと言って、あなたが消極的な人物では無い事を、何らかの形で証明する必要があります。まずは話す態度として、積極性を見せる必要があるでしょう。面接の「前準備」をこれだけしてきた、と、さりげなく示す事ができれば、より効果的です。

 経歴について話す時も、「自分がやった」という視点ではなく、社内にある別部門と交渉を行い、協力をとりつけて、一緒に達成したという内容で語れればベストです。


 まずは企業のタイプから判定して、どういった質問が、どういった文脈でされるか、想定を行うべきと言えるでしょう。同じ質問であっても、意図している事は場合により様々です。質問に対する回答に、どれだけ「相手が望ましいと考えている」要素を盛り込み、自分をアピールできるかが成功への鍵と言えるでしょう。

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