1. 上司になる前に知っておこう!人材育成の基礎知識とは

上司になる前に知っておこう!人材育成の基礎知識とは

by TANAKA Juuyoh (田中十洋)
 社会人として一定の実績を上げたり、年齢を重ねてくると会社から評価され部下を持つ機会に恵まれることがあります。部下を持つというのは、自分の価値が会社の中で一段上のステップへと上がったということであり、喜ぶべきことですが、一方で注意しなければいけない点もあります。

 それが、部下の育成です。会社から部下を任されたということは、その部下を今以上に使える人材へと育て上げる役割を任されたということに他ならず、これまでのように単に自分の仕事だけをしていれば良い状況とは異なります。そこで、今回は部下を持った上司の方のために、人材育成の基礎知識を紹介していきたいと思います。

1. 目的

 人材育成が行われる目的は、1人1人の社員をより効率的・効果的に活用するためです。特に新たに入社してきた新入社員などは、仕事への基礎的なノウハウや経験が圧倒的に不足していることから、適切な育成が行われなければ業務にほとんど役に立ちません。

 また、人材育成では単純にスキルや経験を身に付けさせるだけではなく、企業の経営理念や事業の目的など大きな視点を意識させることも重要です。そうすることで、社員が上司から言われた仕事だけを行う機械的な人材ではなく、自発的に考え自立して行動するアクティブな人材へと成長するようになります。

2. メリット

 社内で行われる人材育成のメリットはさまざまなものが考えられますが、中でも企業特有のノウハウやスキルを身に付けさせることが出来るという点は大きなポイントです。近年では、外部に人材育成を丸投げしてしまう企業も少なくありませんが、この方法では標準的な人材を育てることは可能ですが、無個性な人材となってしまいがちです。

 そうした反面、社内で人材育成を行えば、その企業に必要とされるノウハウやスキルを集中的に身に付けさせることができ、専門性のある人材を育成することができます。また、社内で教育を受けた人材は、将来的に自分が育成を行う立場になることも出来るため、社内で人材育成の良い循環を構築するためにも欠かすことは出来ないと言えます。

3. 注意点

 上司が部下に対して人材育成を行う場合には、注意しなければいけない点もあります。それは、人材を育成する側の姿勢です。部下を任されるのが初めてという方にとって、人材育成とはどういったものなのかを正確に理解することは非常に困難です。そうした場合、自己流でさまざまな行動を起こしてしまいがちですが、部下から不信感や抵抗感を抱かれてしまうようでは、人材育成が成功することはありません。

まとめ

 人材育成は上司と部下の信頼関係があってこそ成り立つものですから、まずは部下と積極的にコミュニケーションを取り、良好な関係を築いた上で実際の教育に入っていくという流れを目指すことが望ましいでしょう。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する