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この一言が意外と言えない!仕事のコミュニケーションを円滑にする魔法の言葉は「ありがとう」

Shingo Hirono

2014/05/22(最終更新日:2014/05/22)


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by Outburner
 仕事が人間関係の上に成立するものである以上、人間同士のコミュニケーションを欠かすことはできません。コミュニケーションを図る上で、「ありがとう」は大変効果的な言葉です。人から「ありがとう」と言われてうれしくない人はいません。相手をうれしくさせることが、人間関係を築く上で有効であることは言うまでもないでしょう。

 ここでは、「ありがとう」で仕事のコミュニケーションを円滑にし、人間関係を良好にする2つの使い方について説明していきます。

部下や後輩、同僚への「ありがとう」

 仕事上のサポートを受けたり、適切なアドバイスをもらったり、あるいは褒められたときに、部下が上司に、後輩が先輩に「ありがとうございます」と言うのは、社会人としての常識です。それをしない人は、まずいないと考えていいのではないでしょうか。

 しかし、逆のケース、つまり、上司から部下へ、先輩から後輩へ向けて、「ありがとう」の言葉が発せられることは、かなり少ないのが現実です。「ありがとう」の代わりに、「悪いね」「すまないね」、同世代の同僚なら「悪い」のひと言で片付けてしまうケースが、実際には多いと思います。

 しかし、部下や後輩、同世代の同僚に対する「ありがとう」こそ、コミュニケーションを円滑にし、関係を向上させるために大変有効な言葉なのです。上司や先輩から「ありがとう」と言われれば、相手の仕事に対するモチベーションは必ずアップします。ですから、ぜひ、積極的に「ありがとう」を使うことを、おすすめします。

取引先や社外関係者への「ありがとう」

 次に、取引先や社外関係者に対する「ありがとう」の効果的な使い方を紹介します。仕事をしていると、電話やビジネスレターで、先方に感謝の意を伝えるケースがあるでしょう。「仕事でお世話になった」「こちらの希望や都合を聞き入れてくれた」「商談に応じてくれた」といった場合、当然、謝意を伝えることになります。

 その際、「ありがとうございます」という言葉を、2度繰り返すのがポイント。つまり、ビジネスレターやメールを送る場合は、最初に「この度は○○の件で大変お世話になり、ありがとうございました」と感謝の意を表し、文末で再び「本当にありがとうございました」と繰り返すのです。電話でも同様。冒頭で「ありがとうございました」と告げ、電話を切る直前にもう一度繰り返す。そのことによって、「本当に感謝しています」という気持ちを相手に伝えるのです。

 さらに、その後、先方と直接会ったときに、もう一度「先日は本当にありがとうございました」とダメ押しをすると、さらに効果的でしょう。「その場限りの謝意ではない」ということがアピールできるのです。



 部下や親しい相手に対しては「照れ」もあって「ありがとう」と言いにくいというマインドを、特に日本人は持ちがちです。しかし、こんな効果的な「魔法の言葉」はありません。日常的な仕事で、有効利用していってください。

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