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【意外と奥が深かった】ビジネスシーンでよく使う「取り急ぎご連絡まで」の正しい意味と使い方

by wagdi.co.uk
 ビジネス用語の中には、便利に使われているけれど本当の意味が正しくされていない言葉というものがあります。広く一般に使われているのに、認識があやふやなビジネス用語の一つに「取り急ぎご連絡まで」というフレーズが挙げられるでしょう。

 仕事をしていれば、誰でも一度は使ったことのある「取り急ぎご連絡まで」というフレーズですが、果たして本当に正しい使われ方をしているのでしょうか。今回は、「取り急ぎご連絡まで」の正しい意味と使い方について解説します。

「取り急ぎ」ってどんな意味?

 そもそも「取り急ぎ」とは、どんな意味なのでしょうか。ビジネスシーン以外ではあまり「取り急ぎ」という言い方をすることはありません。「ラーメンひとつ、取り急ぎで」というような使い方は、あまり聞いたことはありませんし、「取り急ぎ、臨時ニュースをお伝えします」という言い方は、聞いた事があるような無いような、しっくりとこない言い回しです。取り急ぎの本来の意味は、「とりあえず急いで」という意味なのです。

 そのままといえばそのままですが、「とりあえず急いで…」という意味ということが分かれば、「取り急ぎ」の正しい使い方を知ることができるはずです。「とりあえず」という言葉は、実は正式な言い方ではなく「取るものも、取り敢えず」という表現を省略した言葉と言えるでしょう。

 「取るものも、取りあえず駆けつける」という場合、本来取るべきものも持たず、ろくな準備もしないまま駆けつけるという意味になり、そのくらい急いで慌てて行動しているさまを表現しています。

「取り急ぎ」を理解する

 「取り急ぎ」が「取るものも、取り敢えず急いで」を省略した言葉ということが分かりました。では、なぜこのような表現をビジネスで用いるのでしょうか。それはこちらの準備が整っていないことを謝罪するためです。

 現在は「取り急ぎご連絡まで」等のように、取り急ぎ単体で使用されるケースが多いのですが、本来の使い方は「取り急ぎ~失礼します」というような形になります。十分準備もせずに行動してしまったことを謝罪すると同時に、理解を求める意味を込めて「取り急ぎ」という表現が使われるようになったのです。

「取り急ぎ」の正しい使い方

 「取り急ぎ」の本来の意味を理解すれば、この言葉を使うべき場面が限られていることは明白です。「取り急ぎ」はあくまでも緊急の場合にのみ、使ってもよい表現であり、十分準備を整える時間があるのに「取り急ぎ」と表現してしまうのは、ろくに準備をしていないと表明することになってしまい、相手に対して失礼になってしまうでしょう。「取り急ぎ」を称するべき場面とは、準備や確認は後回しにしてでも相手に対して行動を起こしたいときです。

 「取り急ぎご連絡まで」という表現は、詳しい事情は後回しにしてでも、とりあえず先に連絡をしたいときに使われます。十分下調べをする時間があるのに「取り急ぎ」を使ってしまうと、いい加減な連絡だと思われてしまうので注意してください。


 普段よく使っている「取り急ぎ」でも、詳しく考えると意外に意味が深いものです。言葉の意味をよく考えずに使っていると、思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。軽率な言葉遣いは慎み、ふさわしい言葉かどうかを確認してから話すようにしてください。

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