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先にゴールを決めておくことが効果的!目標設定に有効的な「逆算思考」の概要とその有効性

Erika Kinoshita

2014/05/20(最終更新日:2014/05/20)


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by Rodrigo_Soldon
 仕事をするにあたって、目標設定をしたことはありますか。ある程度の期間を区切りそれぞれの目標を設定し、それを達成するための計画を詰めていっているのになぜか上手く行かないといった人も多いでしょう。ここでは、目標設定に有効的な「逆算思考」について述べていきます。

逆算思考とは原因と結果の法則である

 突然ですが、「原因と結果の法則」を知っていますか。例えば今あなたがそのオフィスにいるのはなぜでしょうか。「電車に乗ったから」かもしれませんし、「採用試験に応募したから」かもしれません。今現実に起こっていることのすべてには、必ず原因が存在するというのがこの「原因と結果の法則」です。

 これをうまく利用したのが逆算思考です。簡単にステップを解説していきます。まずあなたが望む結果について考えます。例として「半年後に車の免許を取る」ことを目標にしましょう。すると、すでに固定された半年後の結果を得るためには、どんな段階を踏むべきなのかが見えてきます。何月までには路上教習に入っていないといけない、それより何ヶ月前までには教習所内のカリキュラムを修了する必要がある、さらにその何ヶ月か前には教習所に入所する手続きをする必要がある……とこのように、未来の結果から先に決めて、それを成し得るために必要な事柄をリストアップしていき時系列で並べてみましょう。これが逆算思考による目標設定のやり方です。

なぜ逆算思考がビジネスで有効なのか

 ではなぜこういった考え方がビジネスにおいて役に立つといえるのでしょうか。1つの理由として挙げられるのは、「目標から先に決めることで、軌道修正がしやすい」ということです。逆算で計画を立てると、計画を立てた時点では「必要と確信しているもの」だけがタスクとして出てきますが、逆の場合どうなるでしょうか。はっきりとした未来の結果が決まっていないなか、ああでもないこうでもないと紆余曲折を経ていつの間にかまったく違うゴールにたどり着く、なんて事が起こるかもしれません。

 また、目標とそれに対する計画の関係性が明確になるため、PDCA(Plan・Do・Check・Action)サイクルが非常に機能しやすくなります。時には柔軟に目標の設定を見直す必要も、実際の仕事の中では出てくることでしょう。そんなときに逆算思考で常に「今していることが未来につながっている」という実感のもと仕事に取り掛かることが出来ます。


 ビジネスシーンのみならず、様々なシーンで目標を設定する際には、上記のことを参考に「逆算思考」を取り入れるようにしましょう。

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