1. 会社にも個人にも効果あり!企業が今すぐにでも導入したい「ノー残業デー」

会社にも個人にも効果あり!企業が今すぐにでも導入したい「ノー残業デー」

by Nicolas Alejandro Street Photography
 昨今、多くの会社において「ノー残業デー」の導入がすすんでいます。これは、会社のCSR活動(企業の社会的責任)の一環として社会の時流に乗った取り組みでありますが、実際に社内にその趣旨が理解され、上手な運用が完璧になされている会社がどれだけあるでしょうか。

 「社会貢献」「従業員満足」等々本来「ノー残業」がもたらす効果は数多く挙げられていますが、今回はその中でも会社、個人、社会にどのような効果をもたらすのかについて見ていきたいと思います。

会社にとっての効果

 「ノー残業デー」を会社に定着させるためには、まずは経営者が強い意志を持って取り組む必要があります。一度決めたらとことんやり抜く、その意思表示を従業員にまず行う必要があるでしょう。

 取り組みがスタートすることにより、各部、各課での徹底した取り組みを実施させます。評価に影響させるまでは大げさですが、仕事がいくらあろうが「ノー残業デー」は徹底して残業しない、させない、当然持ち帰ることも許さない。これにより部単位、課単位でのマネジメントにも効果を発揮するとともに、従業員一人一人が効率的に仕事を進めることを考え始めます。

 そこで、個人別に業務量に偏りがある場合などにはそれをフォローしあう職場を醸成するとともに、個別の業務標準の見直しにもつながります。仕事の仕組み自体をシステマティックにもっと効率的に進めるための知恵が出てきます。「ノー残業デー」が軌道に乗ることで、「ノー残業デー」のみならず、すべての会社稼働日が効率的に仕事を進めることができる体制になるはずです。会社にとっては経営者、管理者、従業員、そして組織運営にわたって、「ノー残業デー」のもたらす効果は非常に大きいのです。

個人にとっての効果

 「ノー残業デー」により、個人の時間が増えます。余暇の過ごし方に向き合うことになります。また、家族との過ごし方に向き合うことになります。余暇の時間は個人にリラックス効果をもたらし、心身ともにリフレッシュし、次の日の仕事に向かうことができるはずです。

 また、家庭のある方は早い時間に帰宅することで、奥さんとの会話も増え、よく言われる定年後に夫婦二人きりになった時の過ごし方がわからないなどという問題も解消するでしょう。そしてお子さんと接することで子どもの成長を見守ることができますし、お子さんにとっては情操教育の一環としての両親との過ごし方ができます。父親・母親・子どもという個が家族というひとつの単位に成長できるきっかけになります。

社会にとっての効果

 「ノー残業デー」で余暇が増えると、レジャーや観光に目が向きます。そこで経済効果が発生します。観光庁が「ポジティブアクション」として取り組んでいることがそれを明確に表しており、余暇を充実させるためにお金を使う。それが地域社会の発展につながるという効果があります。地域が発展すると公共機関や道路交通設備などの充実が図られ、それが会社の仕事に回ってくるという好循環に結びつく効果もあるでしょう。


 会社で「ノー残業デー」に取り組むためにはまずは経営者が本気になること、そして上記にあげたような効果を説明し、なぜわが社は「ノー残業デー」に取り組むのかをしっかりと従業員に理解してもらうところからスタートです。「ノー残業デー」がすべての企業に浸透することで間違いなく今よりも住みよい世の中になるでしょう。

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