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仕事量に合わせた導入が大事!ノー残業デーで起きるデメリット

Takeshi Sugiuchi

2014/05/26(最終更新日:2014/05/26)


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仕事量に合わせた導入が大事!ノー残業デーで起きるデメリット 1番目の画像
by Tom Wolf | Photography
 ルールを明確に決めたノー残業デーは社員にとってはプラスになる制度ですが、安易に取り入れてしまうと、むしろデメリットばかりが目立ちます。これからノー残業デーを導入するか迷っている人の為に、ノー残業デーを取り入れた場合に起きやすいデメリットを紹介します。

 急な案件に対応できなくなる

 ノー残業デーを採り入れることで、急な案件に対応ができなくなります。スケジュールどおりに業務が進行する会社ならば、ノー残業デーは社員のモチベーション高めることができます。しかし、急な依頼がよく入ってくる会社には、仕事をしなければならない状況なのに、仕事ができない日をわざわざ作ってしまうことになるのです。
 
 だからと言って翌日に仕事をすればいいというわけでもありません。それでは翌日に倍の時間産業しないといけなくなり、ノー残業デーを設定する意味がありません。ノー残業デーを取り入れる最大のデメリットは日程調整が難しくなることです。

翌日の仕事が忙しくなる

 ノー残業デーのデメリットは、仕事に割ける時間が減ることです。ノー残業デーを入れても、仕事の量が減ることはありません。ノー残業デーを入れたら、以前残業でリカバリーしていた仕事を別の日に回すことになります。

 ノー残業デー翌日に「昨日できなかった仕事を一気に解決させる」という方針で仕事をしてはいけません。そうすると、仕事の効率が落ちてしまい、余計にコストが掛かってしまいます。全てを短期間で終わらせようとするのは社員にとって大きな負担です。ノー残業デーは基本的に長い目で見て利を得るローリスクミドルリターンの業務方針なのです。


 社員が「翌日に仕事を一気に回されるくらいなら、毎日多少の残業したほうがいい」と思ってしまったら、ただのデメリットでしかありません。ノー残業デーは今ある戦力を有効に使うための手法です。まずは、ノー残業デーを問題なく導入できる社内環境を作ることが重要でしょう。

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