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簡単だと思ってない?意外と難しい正しいお辞儀の仕方

Takeshi Sugiuchi

2014/05/17(最終更新日:2014/05/17)


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by d'n'c
 一流のビジネスマンは完璧な挨拶をマスターしていなくては、商談相手や顧客から非常識な人間と思われてしまいます。お辞儀はただ頭を下げればいいというものではありません。時と場合に合わせてふさわしい仕方でお辞儀をしなくてはいけないのです。今回は、ビジネスシーンで行うお辞儀の仕方について解説します。

お辞儀の3つの種類

 お辞儀といってもいくつかの種類があり、目的や状況によって適切なお辞儀であいさつをしなくてはいけません。

 日常で使われるもっとも軽いお辞儀が「会釈」です。会釈は顔見知りや同僚など親しい人の間で使われるお辞儀なので、目上の人や取引先などに会釈をしてしまうと失礼に当たります。ただし、急いでいるときやすれ違う時などであれば、目上の人に会釈をしても失礼には当たりません。

一般的な敬意を示すお辞儀が「敬礼」です。お辞儀と聞いて多くの人が思い浮かべるのが敬礼であり、お辞儀といえば通常は敬礼のことを意味します。

 もっとも敬意を示したいときに用いられるお辞儀が「最敬礼」と呼ばれるお辞儀です。日常的には最敬礼はほとんど使われませんが、ビジネスシーンでは重要なお客様の出迎えや見送り等で用いられることもあります。

 お辞儀の種類はどの程度相手に敬意を表すかによって分類されます。その場の状況と相手との関係性を考えたうえで、ちょうどよいお辞儀をしてください。

一つ一つの動作をきっちりと

 お辞儀は、動作のタイミングがポイントになります。お辞儀の前に何か言葉を発する時は、言葉をきちんと言い終わってから頭を下げるのが正しいマナーです。言葉を発しながら体を動かして頭を下げてしまう人がいますが、二つの行動を同時に行いながら挨拶をするのはマナー違反に当たります。

 もちろん頭を下げ終えて顔を下に向けたまま話すのもマナー違反です。お辞儀はあくまでもお辞儀であり、他の行動とお辞儀を同時に行ってはいけません。お辞儀なんて頭を下げるだけだから簡単、などと思っているのであれば大きな勘違いです。


 お辞儀はシンプルな動作ですが、正式なお辞儀を作法通りに行うのは決して簡単ではありません。一つ一つの動作に気を配らなければ、キレイな姿勢で正しいお辞儀をすることはできません。美しい姿勢でお辞儀ができるように努力してください。

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