1. 今すぐ試せる、語彙力アップ! 英語ボキャブラリー増強必勝法

今すぐ試せる、語彙力アップ! 英語ボキャブラリー増強必勝法

目次
+ + ビジネス英語に必要な語彙力は、センター試験レベルの5,000語
+ + 徹底効率化! ムダはいらない、語彙の暗記必勝法
+ + 語彙定着にはアクティブラーニング! ガリガリ暗記はもう古い
+ + 英語語彙力アップに効果的な、アプリ・本・英会話教室はこちら
+ + 英語学習・語彙増強の成果は、定期的なテストで客観的に知ろう
+ 英語・語彙を覚えるときに侮ることなかれ「繰り返し」の努力
 英語力があるビジネスパーソンの需要はどんどん高まっている。電車に乗り込んで広告を見渡せば、英語教室やビジネス英語上達に関するものが1つは見つかるのではないだろうか。

 英語は暗記する勉強科目で、英語を使って話し合いなんてしたことがない……。日本のビジネスパーソンのほとんどはそう思っているはずだ。しかし、コミュニケーションとしての英語で使う多くの単語やフレーズ、基礎文法は、中学レベルで十分網羅されている。英語を勉強したことはあっても話すなんて無理だと、頭を抱える必要はない。

 明日の仕事で英語を求められてもいいように、日々少しでも英語を上達させたい。そんなビジネスパーソンのために必要なのは、まず単語力である。英語の「語彙力」、すなわちボキャブラリーの増強について、今すぐ試せる勉強法を紹介しよう。

ビジネス英語に必要な語彙力は、センター試験レベルの5,000語

 語彙力が必要だとはどこでも聞くけれど、実際にはどれくらいの語彙数が必要なのか? 一般に、TOEICスコアで700点以上、英検で2級以上がとれれば、ある程度のビジネスでは通用する英語力があるといわれている。そして、英検が定める必要語彙数は、2級で約5,000語だ。

 5,000語といわれてもピンとこないかもしれないが、一説によれば、センター試験をこなすのに必要な語彙数も5,000語程度だという。つまり、センター試験を受けた経験がある多くのビジネスマンは、5,000語の壁などとうの昔に越えているはずなのだ。

必要な語彙数は、求める英語力次第

 ビジネス英語の能力を測る指標としてTOEICのスコアが利用されることが多い。ビジネスレベルの英語力に求められる語彙数はTOIECスコアから判断できる。

 外資系企業で英語を使いこなせないと仕事にならないようなら、TOEICスコアは800点以上必要で、語彙数も10,000語を求められるだろう。一方、たまに英語での商談や電話応対が求められるという程度なら、TOEICは600点あれば十分で、語彙数も5,000語あれば問題ないかもしれない。

 どんな会社でどんな仕事をしているのかによって、必要とされる英語力は異なる。まずは、自分に求められている必要な英語力がどれくらいなのかを把握するところから始めよう。そのあとで、自分にあった目標に向かって、着実に効率的な努力をしていくことが大切だ。

徹底効率化! ムダはいらない、語彙の暗記必勝法

 なにより、英語が本当に生きるのは知識としてではなく、コミュニケーションとして完成されたときである。そして、コミュニケーションツールとしての英語を身につけるうえで、単語はたくさん知っていれば知っているほどいい。

 そうはいっても具体的には何をすればいいのだろうか。そんな悩みを解決する、最も効率的に語彙力を増やす方法を紹介しよう。「芋づる式英語勉強法」だ。1つの英単語を覚えるとき、関連する単語を一緒に覚えるのだ。

連想から覚える英語の語彙:まずは日本語で文章を作る

 英語の語彙を増やすうえで、はじめのきっかけは日本語でもいい。たとえば、「client(顧客)」という単語を覚えるときに、「顧客」という単語から日本語の文章を思い浮かべてみよう。

 「午後、大切な顧客と重要な会議がある。魅力的な説明と上手な会話で楽しませて、商談を成立させられるように努力したい」。たとえばこのような文章ができたとする。この文章に出てくる単語の英訳を調べて、単語として書き出すのだ。

client(顧客)から連想できる単語

  • afternoon(午後)
  • important(大切な、重要な)
  • client(顧客、クライアント)
  • meeting, conference(会議)
  • attractive(魅力的な)
  • explanation(説明)
  • conversation(会話)
  • enjoy(楽しむ)
  • negotiation(商談、交渉)
  • establish(成立する)
  • effort(努力)
 このように、まずは日本語の文章を始点として、ビジネスシーンに出てきそうな言葉を思い浮かべてみよう。文章で関連させていくので、使用するシーンを想像しやすいので記憶に残る。日本語に対応する英単語を調べていけば、早速使える語彙を増やすことができる。

ビジュアルで覚える英語の語彙:マインドマップを描きながら英単語を覚える

 関連する英単語を芋づる式に覚える方法として、関連する語彙を線でつないでいくマインドマップは非常に効率的だ。そんなに丁寧に時間をかけてかく必要はない。英単語どうしを線でつなぐようにメモを残しながら記憶すると、ビジュアルイメージが印象に残りやすく記憶しやすい。
 普段の日常生活の場面や仕事、趣味などから何気ない英単語を1つ選び、それに関連した英単語を拾っていくのは、語彙力強化に効果的ではないだろうか。

関連から覚える英語の語彙:まずは単語の成り立ちに注目!

 1つの単語を調べたら、その対義語や類義語も同時にチェックしてしまおう。たとえば、flexible(柔軟な)という形容詞の単語と一緒に覚えるべき語彙はたくさんある。否定する意味の形容詞inflexible(柔軟でない)、類義語のadaptable(融通の利く)、「柔軟性」と名詞化させたflexibility(柔軟性)などだ。

flexible(柔軟な)と一緒に覚えられる単語

  • 【対】inflexible(柔軟でない)
  • 【類】adaptable(融通の利く)
  • 【名】flexibility(柔軟性)
 これらの情報は、flexibleという一単語を辞書でひけば、関連単語として載っていることが多い。1回辞書をひくたびに、3つや4つの単語を覚えられるのはうれしい。

語源で覚える英語の語彙:語源が同じ単語をまとめて覚える

 英語初学者には少し難しいかもしれないが、語源で関連付ける方法もおすすめだ。英語には、同じ1つの語源をベースに派生した単語というのがたくさんある。難易度の高い単語が多いかもしれないが、簡単なものにもそのような例はある。

 manufacture=マニュファクチュア(製造)という単語は長くて覚えにくいが、頭についている "man"という語頭に注目してみよう。この"man"には、もともと「手を使う」という意味がある。manufactureは、このmanと、「つくる」という意味をもつfactとがくっつき、変化してできた単語だ。「手を使って」「つくる」という発想が、「製造」という意味へと結びついている。

 「手を使う」という発想から生まれた単語はmanを語頭にもつことが多い。manufacture(製造)も、その1つである。人間が両手を2本使って、何かを作り出すイメージそのままである。「手を使う」というところから派生した英単語にはどのようなものがあるだろう。

"man"「手を使う」という語源からできた単語

  • manual(手引書、マニュアル)
  • manage(管理する、取り扱う)
  • manner(マナー)    
  • manipulate(操作する)  など
 manという語源をもとに、4つの言葉を洗い出すことができた。英語学習が楽しくなってきた上級者は、ぜひ語源を調べてみよう。同じところに端を発する言葉がいろいろみつかるだろう。英語の語源に注目して語彙を増やす書籍なども出ているので、興味があったら探してみてもいい。 

語彙定着にはアクティブラーニング! ガリガリ暗記はもう古い

 アクティブラーニングは、文字通り、学習者がアクティブ(能動的)にラーニング(学習)する学びのスタイルとして、大学などで注目を集め始めている。

 高い能動性が求められる学習法として、ゲームスタイルやディスカッションなど、積極的な参加姿勢が求められる学びのスタイルを指すことが多い。しかしその定義は曖昧で、いわゆる詰め込み教育による学びの反対にある学習法を「アクティブラーニング」捉えるのが一般的だ。

 日本の義務教育における英語の学習は、教科書とノートに向かい黙って先生の話を聞いているような内容のものだった。コミュニケーションツールとしての英語力を鍛えるためには、十分な方法ではない。ここでは、英語の語彙を増やすために1人で実践できる「アクティブラーニング」の具体的な方法を紹介しよう。

英語の語彙の効率的な暗記には、五感のフル活用がカギ

 白黒の単調な単語カードや単語帳とにらめっこするだけでは、語彙力は身につかない。五感をフル活用した記憶法の実践が効果的だ。つまり、視覚に聴覚や触覚など、多くのやり方でインプットすればするほど、効果的な暗記ができるのである。

 覚えたい英単語を手で書くことは、「触覚」によるインプットだ。覚えたい単語は、何度も声に出して発音して自分の声を聞き、可能ならばCD音源などでも英単語の発音を聞いて、「聴覚」からもアプローチしたい。さらに、覚えたい英単語をGoogle画像検索して、ビジュアルイメージを掴んで「視覚」による印象付けを行う。

 このように、多くの感覚器官を利用して記憶する方法が効果的であるという。食事をするときも、この野菜は英語でなんというのだろう? 今食べているものはどんな味なのか、英語だったらどんな単語を使うだろう? と考えながら食べてみてほしい。

五感を使った英語の語彙の暗記法

  • 触覚:英単語を書く
  • 聴覚:英単語を聞く(話して自分の声を聞く)
  • 視覚:スペルや、英単語の意味を表す絵を見る
  • 嗅覚や視覚で感じられる表現を思い浮かべ、調べてみる
    例:「辛い」はhot、「臭い」はsmell、など

映画や音楽で、とにかく英語を好きになって語彙を増やす

 英語の習得は一朝一夕にはいかない。できるだけ毎日英語に接し、たくさん触れることで、英語に対する抵抗をなくしていこう。そのための一番の近道は、英語や音楽など、英語のコンテンツを楽しむことだ。アクティブラーニングにおいて、映画や音楽など、実際に使われている英語表現を見聞きすることは効果的だといわれている。

 まず、洋画や海外ドラマをたくさん見よう。洋画や海外ドラマは、ネイティブが話す、生きた英語の宝庫である。まずは過去に見た映画や、内容を知っている映画から挑戦してみることを勧めたい。

 始めは英語音声に日本語字幕をつけて、日本語に対してどんな英語が話されているのかを意識して見てみよう。いれかえて、日本語音声に英語字幕をつけてもいい。日本語と英語の対訳関係に注目できる。慣れてきたら、英語音声に英語字幕をつけて、意味を考えながら見ることに挑戦したい。

 リスニング上達のためには、洋楽を聴くのもとても効果的である。好きなアーティストの曲や、一度は耳にしたことのある英語の曲を再度じっくりと聞きなおしてみよう。歌詞を追いながら聞くと、つながって発音されている部分や、単語のアクセントなどに自然と気が付くことができる。

 英語は、面倒で気の進まない勉強ではなく、いくらでも趣味の中で触れ合える身近なものなのだ。好きなスポーツ選手やハリウッドスターのインタビューなどを、じっくり聞いてみるのもいいだろう。

英語の語彙習得には、TED Talksを視聴しよう!

 たくさんの人が知るべきアイディアをスピーチする「TED」というプログラムをご存じだろうか。このプログラムでは、様々な業界の第一人者であるたくさんのカリスマスピーカーたちが、魅力的なプレゼンテーションによって、世間に知ってほしい情報を提供する。そのプレゼンテーションを動画としてアーカイブしたものが、「TED Talks」だ。

 TED Talksのホームページからアクセスできる動画には、英語や日本語の字幕表示、さらにはトランスクリプト(実際に話している内容の書き起こし)を見る機能がついている。英語音声だけでは話を理解できない初心者にもやさしいこの機能性が、英語学習コンテンツとしてのTED Talksの最大の魅力といえるだろう。

 TEDの中でも、教育向けコンテンツに力をいれる「TED Ed」から、その驚きの内容に思わず見入ってしまう、おすすめの1本を紹介したい。

 この動画は生命倫理のトピックを扱う大学の授業で教材として使われた例もあり、機械を埋め込まれた機械昆虫の運用が始まっているという事実など、驚きの内容が詰まっている。
 YouTubeの動画は英語音声のみだが、先述の通り、公式サイトの動画には英語や日本語の字幕表示、トランスクリプトの表示機能もある。英語音声だけでは理解できないという人はもちろん、そうでない人もぜひ公式サイトを訪れてほしい。

 また、動画へのアクセスが便利なスマートフォンアプリもあるので、まずはダウンロードするところから始めてみよう。

時事問題を英語の語彙で知ることで、見えてくる世界

 上級者は、ぜひ英字新聞に触れてみよう。紙の「Japan Times」などは、駅スタンドのコンビニなどで安く簡単に入手可能だ。日本の話題を扱っているので読みやすいだろう。また、わざわざ紙面を購入しなくても読めるニュースサイトも便利だ。なかでも「Japan Today」は、和製英語を的確に解説している。和製英語を説明するのは意外と難しい。Japan Todayを読めば、ビジネスにも生きる英語の語彙を学べるだろう。

 全てを読み切ることなど到底できなくても、それでいい。日本の時事問題についても世界情勢についても、英語で知ろうとする姿勢が重要だ。日本語だけで情報収集していては知り得ない情報にも触れられれば、見えてくる世界も変わってくるだろう。

英語語彙力アップに効果的な、アプリ・本・英会話教室はこちら

 英語の語彙力をつけるために、試すことができる便利なコンテンツはそこら中に転がっている。無料のものから書籍など有料コンテンツまで、貪欲に利用していきたい。おすすめのものを一覧にして紹介しよう。

スマートフォンで手軽に語彙力増強できるオススメアプリ3選

出典:itunes.apple.com
 英英辞書を持つことを勧める学習法が多いなか、有能なのが無料の英英辞書アプリ「Dictionary.com。275,000の語彙や80,000語の類義語を収録している類義語検索のシソーラス機能は、英語の勉強に役立つこと間違いなしだ。また、このアプリはオフラインでも利用可能であるという点がうれしい。インターネットに接続しなくても利用できるので、圏外の場所でも使えるうえ、結果表示にも時間がかからないのが、ビジネスマンの味方である。
出典:itunes.apple.com
 語源でボキャブラリーを増やすのに役立つアプリが「語源さんから英語ちゃん LITE」だ。多くの英単語には「com-」や「pos-」「-ment」など、よく目にする共通の接尾辞や接頭辞が含まれる。これらは漢字の「部首」に似ている。接尾辞や接頭辞の意味を知っておけば、知らない単語の意味の類推、予測も可能となり、一つの単語から芋づる式に単語を覚える学習の時にも手がかりにしやすい。語源や派生語という部分から語彙を増やせるおすすめのアプリだ。
出典:itunes.apple.com
 「英次郎 on the web for iPhone」は、英語辞書アプリだが、多機能で使いやすい。検索条件を細かく設定でき、前方一致だけでなく、例文中のキーワードも検索可能だ。一般的なウェブ検索サービスで使えるテクニックはもちろん、単語の変化形検索など、すこし高度な検索もできる。スペリングに自信がないときにも検索キーワードをみつけやすくなったり、入力の手間が軽減できたり、単語検索において右に出る辞書アプリはない。

耳から楽しく語彙を覚えよう! レベル別がうれしい「キクタン」

出典: Amazon.co.jp
 英語の語彙力を高めるためには、アルクから発売されている単語帳「キクタン」がおすすめだ。書店で英語教材の棚を訪れると、単語帳も種類が多くて迷ってしまうが、そんなときは是非この「キクタン」を手に取ってみてほしい。

 「キクタン」は、付属のCDを聞いて、単語を耳から定着させることを推奨している単語帳である。この方法は、先述したアクティブラーニングの効果を存分に期待できるし、実際にCDを聞くと軽快なリズムが楽しい。

 なにより注目したいのは、レベル別に細かく分けられてることである。中学レベル、高校~センターレベル、大学受験レベル、難関大学レベルというレベル分けのほかにも、めざすTOEICのスコア別にも4冊のラインナップ。英検、TOEFLのレベル別にも対応しており、自分がめざすレベルにあったものを必ず見つけられるだろう。

英語をとにかく話してみよう。やっぱりスゴイ英会話教室

 地道に英単語を覚え、文章も読んで、洋画で話されている言葉もなんとなく分かるようになってきた! そのときあなたには、話してみたい、会話の練習をしてみたいという欲が生まれるのでは?

 話す練習に最適なのはやはり英会話教室に通うことだろう。海外旅行に行ったり留学したり、英語の世界に飛び込んでいくことが手っ取り早いとはいえ、忙しいビジネスパーソンには難しい。日本で簡単に英語話者の友人が見つかるわけでもない。

 英会話教室はたくさんあるが、できればネイティブスピーカーの英会話講師とやりとりができるところを選びたい。より自然な表現を知り、生の発音を聞くことに慣れるためである。ではどこを選べばいいのだろうか? 

 オリコン顧客満足度ランキングによれば、「Gabaマンツーマン英会話」がチャート1位を獲得している。さまざま業界を経験したネイティブインストラクターによるマンツーマンレッスンを受けることができ、ビジネス利用やプライベート利用など、英会話習得の目的別にレッスン内容が差別化されているのもうれしい。

 オリコンチャート2位の「イーオン」は、大手ならでは熱心な日本人教師が多いことで人気を集めている。3位の「COCO塾」は、英語習得を目指す人への丁寧なカウンセリングが魅力だ。また、グローバルなコミュニケーションを身につけるための「対話力」に力を入れているのでビジネスパーソンにはうってつけだろう。

 英語でのコミュニケーションを実践するために、培った語彙力をベースに、まずは実際にコミュニケーションの場にとびこもう。自分を伝えようと必死で努力し、試行錯誤を繰り返すことが大切だ。留学や海外旅行に行くことが可能ならば積極的にその機会を利用し、そうでなければ英会話教室に通うなど、実際に英語を使う機会を作っていこう。

英語学習・語彙増強の成果は、定期的なテストで客観的に知ろう

 英語の語彙を増やすためには、毎日の努力が不可欠である。毎日努力し続けるためには目標を設定することが大切だ。目標は、日々の努力を支えるモチベーションにつながり、今の自分に必要な努力を示す指標にもなってくれる。

 そんな目標を設定するときに基準となってくれるのが、TOEICやTOEFLなどのテストである。英語力を数字によって計測できることによるメリットは多い。

英検やTOEIC、TOEFLを受験して英語力、語彙力を確認する

 お金と時間をかけてみてもいいという人は、ぜひ英語系のテストを受験してみよう。英検TOEICTOEFLは、英語力を測る客観的な指標となるうえに、良い結果を出せれば資格や技能として利用できる。受験料がかかり、受験日はスケジュールを調整しなければならないが、それだけの価値があることは間違いない。

 一般に、ビジネスを目的とする人にはTOEICの受験が、留学などを志す人にはTOEFLの受験が、それぞれ適しているといわれている。ビジネスレベルの英語力を測るうえで、TOEICのスコアがあれば十分だが、留学に行く際の必要条件にはTOEFLスコアが求められることも少なくないためだ。

 英検も指標としては有効だが、日本国内の資格にすぎない。グローバル基準としては採用されないため、資格としての汎用性には疑問が残る。グローバル社会で主流となる英語力指標は、海外規模のTOEICやTOEFLであるといって差し支えないだろう。

weblioやアルクなど、無料の語彙力テストで簡単チェック

 検定を受けるほどではないが、自分の語彙力を定期的にチェックしたい時に、無料のチェックテストはうってつけだ。アルクが提供する英単語力診断テストや、weblioの語彙力診断テストは、パソコンやスマートフォンからアクセスすれば、素早く簡単に語彙力テストをすることができる。ミニチェックテスト感覚でもできるため、定期的に挑戦して、日々の英語学習のモチベーションを上げていこう。

英語・語彙を覚えるときに侮ることなかれ「繰り返し」の努力

 英語力や語彙力を、大した努力もなしに獲得しようと思ってはいけない。少しずつでいいので、毎日こつこつ、繰り返し触れることが一番であり、決して近道は存在しないのだ。

 効果的な方法はたくさんあるが、全てやらねばと気負う必要はない。「このくらいなら自分にもできる」「まずはこれだけやってみよう」という範囲で目標を設定しよう。まずは英語学習への抵抗感をなくし、簡単なことの積み重ねで結果は出るということを経験することが大切だ。

 はじめは英語の曲を聴くだけ、意識して洋画を見るだけでもいい。そのうち、英単語アプリをダウンロードしてみたり、中学英語総復習を銘打った本を買ってみたり、興味をもった英語学習コンテンツに触れてみよう。「英単語だけでも覚えよう」「この映画のセリフは暗記しよう」というように、まずは少しずつ、英語に触れ続けることが重要だ。だんだん楽しくなってくるかもしれない。

  毎日続けるなんて難しいと思いがちだが、簡単なことの積み重ねでいい。昨日覚えた単語を、翌日、さらに翌日、復習する。1週間後にもう一度見直す。最初に学んだことを、2日目、3日目、と少しずつ復習することが大切だ。隅々まで復習せずとも、どの単語を覚えたのかを思い出したり、勉強したメモを見直すだけでも、長期記憶に残る。

 たまにたくさん勉強しても短期記憶にしかならず、覚えた英語の語彙はすぐに忘れてしまう。週に一度の1時間より、毎日の10分のほうが学習効果・記憶保持効果は高い。英語は週末にしっかり勉強するからいいや……と思うのではなく、毎日の通勤時間を英語学習に利用しよう。


 私たちはいつの間にか母国語である日本語を巧みに操っている。たまたま英語が母国語ではなかったので、努力や苦労が必要かもしれない。しかし英語圏にいけば、一人でトイレにも行けないような子どもが、ぺらぺらと英語を話しているのだ。ぜひ我々も少しずつ努力を積み重ねて、生活を彩るもう1つのツールとしての英語を獲得しよう。

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