1. 従業員の"勤務態度悪化"につながる!職場にフリーアドレス制を導入することで生じる2つのデメリット

従業員の"勤務態度悪化"につながる!職場にフリーアドレス制を導入することで生じる2つのデメリット

by Tulane Public Relations
 フリーアドレス制を、取り入れる企業が増えてきました。職場に個々の社員の固定席を設けず、各自が空いている席を自由に使って仕事をする、というシステムです。スペースロスを縮小したり、社員間の交流が活性化し、ビビッドな職場環境になるというメリットもありますが、一方でデメリットも当然あります。ここでは2つの大きなデメリットを紹介しましょう。

1. 勤怠管理をしづらくなり、安易な遅刻や欠勤が増える

 フリーアドレス制の一番大きなデメリットは、マネジメントスタッフが自分の部下たちの勤怠管理をしづらくなるということでしょう。従来のようにセクション単位でまとまって、個々のデスクを持っているケースでは、朝出勤すれば、誰がいて誰がいないか一目瞭然。

 しかし、その固定席がなくなるのですから、その把握が難しくなります。朝の出勤時だけではありません。終業時も同様です。ですから、それを補うための管理システムを考える必要が出てくるでしょう。

 要するに、各社員のモラルや自律心に頼らざるをえなくなるわけです。当然、それを良いことに、遅刻や早退、欠勤をする社員も出てくるでしょう。これはアメリカでの調査ですが、フリーアドレス制を導入した企業では、社員の短期間の病欠が増えているというデータも、実際にあります。

 これは「フリーアドレスになって体調を壊す」というより、やはりそうしたモラルの問題から欠勤者が増加していると考えていいでしょう。これは大変大きなデメリットです。

2. キャリアアップのモチベーションが低下する

 一方、働く個々の社員にとってのデメリットもあります。多くの日本人には今でも「席=ポジション」というマインドがあります。「部長の椅子」という表現をする場合、その「椅子」は「部長というポジション」を表現しているわけです。

 従来は、「部長の椅子を目指してがんばろう」や「何とか同期のライバルを凌駕して、一番乗りで課長の椅子を手に入れよう」といったモチベーションで、仕事に励む社員が少なからずいました。ところが、フリーアドレス制になれば、その「椅子」がなくなってしまうケースもあるわけです。当然、そのモチベーションは低下するでしょう。



 ここではデメリットだけを取り上げましたが、メリットも少なくないのがフリーアドレス制です。デメリットを解消するシステムを構築した上で、導入の判断をすることをおすすめします。

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