1. 「先憂後楽」の意識を持て!「仕事をついつい先延ばしにしてしまう…」という心理の改善方法

「先憂後楽」の意識を持て!「仕事をついつい先延ばしにしてしまう…」という心理の改善方法

by BKJ e. V.
 担当している仕事はすべて、ビジネスマンにとって「やらなければいけないこと」です。ところが、時として、それを先延ばしにしてしまうケースが少なくありません。ではどうして、いずれやらなければいけない仕事を先延ばしにしてしまうのか。その心理と改善方法を説明します。

「今の楽」を選んでしまう心理

 「先憂後楽」という言葉があります。文字通り「先に憂い、後に楽をする」という意味で、「後楽園」もこの漢語から名づけられました。こうした熟語が生まれたということは、古人もついつい「先楽後憂」になってしまいがちだったのでしょう。つまり、人間はどうしても「今の楽」を選択する傾向があるのです。

 現代のビジネスマンも同じ。やらなければならないと分かっていても、それが面倒な仕事だったり、苦手な内容だったりすると、つい先延ばしにしてしまいます。そして、とりあえずは簡単にできるルーティンワークに手をつける、といったことになるわけです。人間にありがちな、しかしビジネスマンにとっては困った心理と言わざるをえません。

「仕事の先延ばし」から生じるマイナス

 繰り返しになりますが、先延ばしにしている仕事も、いつかは手をつけなければなりません。本人が一番そのことを自覚しています。実はその自覚こそが問題なのです。「今はこの楽な仕事をしていても、あとで必ずあの面倒な仕事、苦手な仕事をしなければならない」という意識が常にあるわけです。これは心理的に大きなマイナスでしょう。

 その意識があると、現在行っている簡単な仕事でもミスしやすくなりますし、そもそもその意識自体がストレスを生んでしまうのです。

 また、先延ばしにすることによって、その仕事をする時間が制限されてしまうということも起こります。そうでなくても、「面倒、苦手」と感じている仕事に与えられる時間が短くなってしまったのでは、十分な成果をあげることは困難でしょう。結果として、「時間切れ」という事態さえ起こりかねません。仕事の先延ばしから、このようなマイナスが生じてしまうのです。

「先憂後楽」の意識を持つ

 そこで、おすすめしたいのが、「先憂後楽」の意識を持つことです。つまり嫌な仕事を先に済ませてしまう。そして、あとで、楽な仕事をするのです。ポイントは嫌な仕事に手をつけるときに、「今は辛いけれど、これさえ仕上げてしまうと、あとが楽になる」と自分に言い聞かせること。その仕事を仕上げたときのことをイメージすると、モチベーションが高まるはずです。


 子どもの頃の夏休みを思い出してください。「できる子」はたいがい、早い時期に夏休みの宿題を仕上げてしまい、夏休み後半は何の憂いもなく、楽しく過ごしているもの。逆に、夏休みの最後に、宿題の山に泣きながら取り組み、場合によっては親に手伝ってもらう、という子どももいたはず。ビジネスマンの仕事は、どんなに泣いても親は手伝ってくれません。上記の意識改革、参考にして仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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