1. 仕事は人生の一部に過ぎない!「ワークライフバランス」の一般的な定義と基本的な考え方

仕事は人生の一部に過ぎない!「ワークライフバランス」の一般的な定義と基本的な考え方

by vastateparksstaff
 ワークライフバランスに国が取り組み始めたのは、少子化が大きな契機だったのではないでしょうか。もちろん取り組んでいるのは国だけではなく、個々の企業もワークライフバランスに関する具体的な取り組みを実際に進めています。

 また、企業で働く個人にも、その意識は高まってきているでしょう。むしろ、個人のニーズに応える形で、企業が対策を講じ始めた、と言ったほうが正確かもしれません。では、そもそも「ワークライフバランス」とは何か。その定義と基本的な考え方を簡単に説明します。

ワークライフバランスの定義

 ワークライフバランスを直訳すれば、「仕事と生活の調和・均衡」ということになります。より具体的に定義するなら、「個々が自分の責任の上で担当している仕事を進め、完遂させる。そのことによって『やりがい』を仕事の中に見出す。その一方で、家庭生活や地域生活においても、それぞれのライフステージに応じた多様な生き方を選択し、実現できる。そのようなバランスの取れた人生を可能にしようという考え方が、ワークライフバランスである」。これがライフワークバランスの定義ということになります。

女性のライフステージの変化に対応

 国は少子化対策として、「女性の働きやすい労働環境づくり」に取り組むようになりました。先ほどの定義でも「それぞれのライフステージに応じた」という書き方をしましたが、特に女性はライフステージが大きく変化します。

 結婚、出産、育児、さらには親の介護。以前は、結婚し出産したら退職しなければならない、という社会風土がありました。そのような環境では、女性は「仕事を取るか、出産・育児を取るか」という二者択一をするしかないわけです。それが少子化につながることは当然でしょう。そこで、出産しても、子育てをしながら仕事を続けられる環境づくりが考えられるようになったのです。

 今では「産休制度」を取り入れる企業も多くなっていますし、子育て期間中の休職とその後の復職、あるいは育児サポート、さらには介護サポートを積極的に行っている企業も珍しくありません。

ワーカホリックに対する反省~仕事は人生の一部に過ぎない

 日本だけでなく多くの先進国で問題となったのが、ワーカホリック、仕事中毒です。「仕事こそ人生」と考えて、人生の時間の大半を仕事に費やす。家庭生活は省みず、余暇の時間に罪悪感すら感じてしまう。それがいかにバランスを欠いた人生であり意識であるかは、改めて考えてみるまでもないでしょう。

 また、企業側が過酷な労働を強いて、そのことによって「過労死」や「うつ」などの精神疾患を生じさせてしまう、という社問題もあります。以前よりは解消されてきたとはいうものの、いまだにそうした例は少なからず存在しています。それをゼロに近づけるための考え方が、ワークライフバランスなのです。

 女性のライフステージの問題同様、要するに「仕事は人生の一部に過ぎない」という考え方、これがワークライフバランスの定義、基本的な考え方です。


 企業は、さらにワークライフバランスの取り組みを進めなければなりませんが、個人もその意識を持って、仕事と生活のバランスを取るように努める必要があるでしょう。

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