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どの方法がベストなのか?インセンティブ制度の効果を最大限引き出すための知識

田部貴紀

2014/05/27(最終更新日:2014/05/27)


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 インセンティブ制度の導入は企業にとって金銭的リスクの少ないテコ入れである事が多いのです。もちろんただ導入するだけでは効果は生まれませんし、間違った導入をしてしまうと社員のモチベーションを大幅に下げてしまうという恐れもあります。そこで本日はどのようなインセンティブ制度が最も効果的か、紹介していきます。

【変動賞与で出来る社員を優遇】

 インセンティブ制度の導入事例として多いのが、個人の一定期間の売り上げや目標達成率に対して賞与を与える「変動賞与」というやり方です。これは、やる気があって成果の出せる社員に、多くの報酬をとらせるという目的で行われます。

 出来る社員とやる気のない社員が同じ給与だと、出来る社員から会社を去ってしまいます。これを防ぐのが変動賞与であり、出来る社員の不満解消とモチベーションアップにかなりの効果が認められています。

【表彰式で満足感を与える】

 社員のモチベーションアップに特化するなら「表彰式」の導入も効果があります。一定期間内の売り上げ件数や契約の受注件数、またはサービスの質等の項目で社員を競わせて優秀者を表彰するものです。

 前述の「変動賞与」が物質的なインセンティブだったのに対し、こちらは評価的なインセンティブです。表彰式は社内の人間に対しての自分の能力のアピールにもなります。社員の自己実現的なインセンティブであるとも言えるでしょう。

【上司となる人間を教育する】

 上記のようにインセンティブ制度というのは社員同士を競わせ、モチベーションと売り上げを向上させる目的で行うものですが、上司となる人間がそれを理解していない場合があるので注意しましょう。チームの利益を出そうとするあまり、過剰なストレスを部下に与えたりすると逆にモチベーションが下がってしまう場合があります。

 インセンティブ制度を導入する場合、部下たちを励まし力強くサポートすることで更なる効果が上がります。また、インセンティブ効果を上げられそうな部下を選んでリーダーのような存在に推してやることも有効です。


 社内の環境と雰囲気を見極めた上で、最適なインセンティブ制度を導入することが、最も効果を高めるやり方です。

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