HOMEビジネス きちんと意味が分かって使ってる?これだけは最低限押さえておきたいカタカナの「ビジネス用語」

きちんと意味が分かって使ってる?これだけは最低限押さえておきたいカタカナの「ビジネス用語」

Shingo Hirono

2014/05/10(最終更新日:2014/05/10)


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 ビジネスで使われる用語の中には、普段の生活ではあまり馴染みのない言葉も多数存在します。中でも厄介なのが「カタカナ語」と分類される用語です。カタカナ語とは、外国語をそのまま用いているビジネス用語のことで、普段は使われないことが多いので、予め意味を知っておかないと意味が通じません。

 同じカタカナ語での個人によって違う意味で使われていることもあるので、注意が必要です。今回は、最低限押さえておきたいカタカナの「ビジネス用語」を紹介します。

エビデンス

 エビデンスとは、証拠や照明という意味の言葉です。ビジネス用語としてエビデンスという言葉を用いるときは、契約書や覚書などで証拠を取っておくようなケースを指して使用されます。

 どんなに相手を信頼していたとしても、口約束だけではエビデンスがあるとは言えません。きちんとした契約書ではなくても、覚書やメモを一筆書いてもらえれば、約束した事実を証明するための証拠になるため、エビデンスがあるということになります。

 また、科学的根拠のことをエビデンスと表現することもあるのです。新製品の性能に科学的裏付けがある場合、その商品はエビデンスがあるということになります。

マター

 マターもよく使われるビジネス用語の一つです。マターは、担当や仕切りを意味する言葉であり「このプロジェクトは田中マターの仕事だ」といえば、田中が担当しているプロジェクトということになります。

 マターは複数の企業や人間が参加するプロジェクトなどで、主導権を明確にするときにも使用されており、弊社マターや先方マターと言ったように会社単位で表現することもあります。マターは実務担当を表す言葉なので、課長が責任者であっても実務担当が田中であれば、田中マターの仕事ということになるのです。

フェーズ

 仕事の段階や局面のことをビジネス用語でフェーズといいます。仕事が新しいフェーズに移行した、といえば仕事が新しい局面を迎えたということになります。フェーズは全体的な仕事の状況を示すときに用いられる表現であり、部分的な進行に対してはフェーズという言葉はあまり使われません。

 フェーズが変わることで、仕事全体に影響を及ぼすことになるため、対極的なものの見方から仕事を捉えるときによく用いられる用語です。


 カタカナのビジネス用語は共通理解のある相手と会話する時には有効ですが、まったくビジネス用語の知識を持ち合わせていない人と話すときは、使用を避けたほうが無難です。たいていのビジネス用語は一般生活では使われていませんし、意味が通じることも期待できません。相手に余計な気を遣わせてしまう恐れもありますし、誤解を招きかねない表現でもあるのです。ビジネス用語の使用には十分注意してください。

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