1. 組織全体の成果が2倍以上になる!国内企業の事例から「組織活性化」に必要なことを考えてみた

組織全体の成果が2倍以上になる!国内企業の事例から「組織活性化」に必要なことを考えてみた

by Wolfgang Staudt
 組織マネジメントにおいて、組織を活性化していくことは重要な課題ですが、一言に「組織の活性化」と言っても、どのように活性化すれば良いのか、また活性化の方法が分かっていてもどうやって実行に移せばいいのか、なかなか悩ましいところがあるのも事実でしょう。

 しかし、組織の活性化は、組織メンバーそれぞれの質を高め仕事の達成度を早め、職場環境の改善にもつながる好循環なサイクルの創出につながる重要なテーマですので、どんどん実行に移していくべきです。ここでは、国内企業で組織を活性化させている取り組みをいくつか紹介していくので、是非参考にしてもらえればと思います。

1. ボトムアップ方式の整備

 組織を活性化させるための方法の一つとして、組織メンバーが自由闊達にアイデアや意見を述べることが出来るような風通しの良い職場環境の整備が挙げられると思います。例えば、楽天やGREEといったIT関連の新興成長企業は、大企業に多く見られる縦割りによる仕事の進め方ではなくフラットな組織体制、ボトムアップ方式を導入しています。

 具体的には、社長を始めとする経営陣や管理職といった責任の所在はもちろん明確化されていますが、社員一人一人が経営者という意識を持ち、問題意識を持って仕事に取り組む、また上司や経営陣に対しても自由闊達に意見交換出来る場が設けられているなど、社員一人一人が仕事に対する強い意識を持って取り組む環境が整備されているのです。

 リクルートも同様の手法を導入していますが、更に細かく説明すると、リクルートでは1つの組織を一つの企業と見立て、組織リーダーを零細企業の社長という設定として、組織全員で課題を共有し、リーダーと共に仕事を進めていく取り組み方を導入しています。

 ただし、組織内でそういった環境を作ろうとすべく、ただ一概にミーティングを設け、「自由に意見を言いましょう」と言うだけでは、メンバーはすぐに意見を言えるようにはならず、返って組織内の関係がぎくしゃくしてしまう恐れもあります。

 普段からメンバーそれぞれとコミュニケーションをとって人間関係を構築していく、上司と部下それぞれの信頼関係を築いておくことが前提条件として必要になるのです。

2. メンバーのモチベーションの向上

 組織はメンバーそれぞれが力を発揮してこそ初めて前進出来るものであり、個々がいかに仕事に対し、高いモチベーションを持ち続けることが出来るかも、組織マネジメントの大きなポイントの一つです。

 例えば、リゾート運営会社の星野リゾートは、社長が組織マネジメントの考え方を社内に浸透させ、成功を収めている会社の一つですが、ここでも社員のモチベーションを高める事を重要課題として取り組んでいます。

 具体的には、現場のスタッフに出来る限り権限を譲渡し、その場でお客様に満足してもらえるよう判断出来るようにした事、瞬時に正しい判断が出来るよう経営に関する情報をスタッフに提供する事などです。

 そうすることで、それぞれの社員が自分で考え判断するようになり、お客様の反応を感じて自分に自信がつき、より仕事に精を出す、といった好循環につながっているのです。


 以上、組織活性化の取り組みを行っている国内企業の事例を紹介してきました。「企業は人なり」という言葉があるように、企業が成長していくためには「人」が必要不可欠です。会社にとって最も貴重なリソースである「人」が最高のパフォーマンスを発揮するためにも、組織活性化の取り組みは非常に大切と言えるのではないでしょうか。

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