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適切な指導が出来てこそ!部下から好かれる上司の3つの共通点

uedazyunpei

2014/05/08(最終更新日:2014/05/08)


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by Rodrigo_Soldon
 部下から好かれる上司の共通点とは何か。一言で表すなら「部下から好かれることを目的とせず、最適な指導法だけを常に考えている」ということになるでしょう。「部下から好かれる」ことを強く意識してしまうと、部下におもねたり、「ウケ」を狙ったりしがちです。そういうタイプの上司は部下から信頼を得ることはできませんし、逆に嫌われてしまうものです。ここでは、より具体的な「好かれる上司の共通点」を3つ紹介します。

1. 「叱る」のではなく「諭す」

 「部下を怒るのではなく叱るべき」ということがよく言われます。たしかに頭ごなしにに怒るよりも叱るほうが、部下を育てるためには有効です。しかし、部下から好かれる上司は、「叱る」のではなく「諭す」という心構えをもって、部下に接しているものです。
叱られた部下は、反省はするでしょう。

 しかし、それを成長につなげることができません。情理をわきまえた諭し方をしてこそ、部下は反省の先の「改善方法」が理解できるのです。「情理をわきまえる」というところがポイントです。

2. 適度な距離感をもって、部下に接する

 もっとも嫌われる上司のタイプは「過干渉」。仕事の進捗情況などに細かく口出しする上司に対して、部下は「それほど自分の仕事に信頼をおいていないのか」と感じてしまいます。

 逆に部下から好かれる上司は、人間関係の「距離感」を取ることが上手です。仕事に関して言えば、部下からの報告や相談に適切に対応しながら、しかしそれを無理強いはしません。ただ、自分からコミュニケーションを取ろうとしない部下に対しては、適切な指導はします。そのとき、「諭す」ことで、改善を図るわけです。

 プライベートに関することも、こちらから話題にすることはしません。あくまでも部下から話を持ち出されたときに、人間味を持った対応をするにとどめる。そうした上司が好かれるのです。

3. フォロー上手

 もう1つの共通点が「フォロー上手」ということです。部下が仕事でミスをしたり、何かトラブルが発生したとき、迅速かつ的確に処理を手伝う上司は、必ず部下から好かれます。人間は、自分のピンチを救ってくれた人に対して、感謝と尊敬の念を抱くものだからです。

 フォローが必要なのは、ミスやトラブルが起こった時だけではありません。たとえばキャリアの浅い部下に新しい仕事を任せたときに、任せっきりにしない、というのもポイント。仕事のようすを見ながら、適宜「こうしたほうがいいよ」という指導を行う。これも上司にとって大切な仕事であり、部下はその適切なフォローで、安心して仕事を進めることができ、結果として、「好かれる上司」になるというわけです。

まとめ

 「部下から好かれる」というのは、あくまでも適切な指導の結果として得られるものです。最初にも言ったとおり、それを目的とした段階で、「好かれる上司」になることはできないと考えてよいでしょう。

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