1. その"こだわり"が命取りに!?「Web制作」のコンペで良いアイデアを集めるテクニック

その"こだわり"が命取りに!?「Web制作」のコンペで良いアイデアを集めるテクニック

by j0sh (www.pixael.com)
 Web制作のコンペを意義あるものにするためには、発注者側がコンペに対する正しい理解を持っていなければなりません。コンペとは、ただ募集をかけるだけで良いアイデアが集まることはなく、発注者側の努力によって、応募されるアイデアの質に大きな差が生まれます。

 もし、コンペに集まるアイデアが魅力のない物ばかりであれば、その責任は応募者ではなく、魅力あるアイデアを集められるような募集ができなかった発注者にあると言えるでしょう。Web制作のコンペを成功させるには、どのような事に気をつければ良いのでしょうか。今回は、Web制作のコンペを行う際に、知っておくべきことについて解説します。

デザインカンプにこだわらない

 Web制作のコンペでは、デザインカンプにこだわらないことが重要です。デザインカンプとは、Webデザインの完成見本に当たるものであり、実際のデザインを判断するためには良い材料になります。

 しかし、デザインカンプをコンペで重要視してしまうと、見た目のいい提案ばかりに目がいってしまい、使いやすさや実用性といった本来、重要視すべき部分に対して審査が疎かになってしまいます。

 人を惹き付けるような魅力的なデザインは重要ですが、見た目だけが優れているようでは優れたWebデザインとは言えません。Web制作のコンペは総合的な魅力を判断することが重要であり、デザインカンプを重視してしまうと審査員が見栄えの良いデザインに引きづられてしまう可能性があります。

 提案内容が理解しやすくなるという意味ではデザインカンプは有効ですが、審査がブレる可能性を考慮するとデザインカンプの提出をあえて求めないほうが、より良い提案が集まる可能性も高いのです。

 また、デザインは個人の好みによって左右されることが多く、万人が納得する審査がしづらいということもあります。デザインによって目的を見失ってしまっては、本来のWeb制作のコンペから大きく外れてしまうこともあるので、デザインカンプの取り扱いには十分注意してください。

ターゲットを明確にする

 Web制作では、他の企画以上にターゲットが重要になります。他のメディアと比べてみても、Web制作の分野はターゲットによって、メディア接触環境が大きく異なるもの。また、使用するパソコンやスマートフォンの性能は異なりますし、ターゲットによってWebに求めるものは大きく異なります。

 ターゲットにとって、利用しやすい形で制作されていないWebメディアは、すぐに利用者に見放されてしまうでしょう。コンペを行う時は想定するターゲットを明確な形で設定し、ターゲットに最適化する形での企画の提出を求めてください。


 Web制作は他の分野に比べて歴史が短く、コンペのノウハウもあまり蓄積されていないのが現状です。何度も失敗を繰り返して経験を積むのは重要ですが、いつまでもコンペがうまくいかないのであれば、それは主催者に問題があります。

 コンペの主催者は、参加者と利用者の気持ちに建ってコンペを開くことが重要です。一方的に条件を突き付けているだけでは、良いアイデアは集まりません。良いアイデアを集めるためには、どんな努力が必要なのかを考え、コンペをより良いものにしていくことが重要になるでしょう。

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