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体験を売る!レッドブルの仕掛ける実践型マーケティング

Tobayashi

2014/05/09(最終更新日:2014/05/09)


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by taka_suzuki
 レッドブルというエナジードリンクは、若者を中心として既に多くの人々に愛される飲料となっています。このレッドブルのマーケティング戦略は、非常にユニークなものとして本なども出版されているほどですが、そのマーケティングのポイントとはどのようなところにあるのでしょうか。

若者に向けた徹底したターゲッティング

 レッドブルは1984年オーストリアで創業し、いまや年間52億本を売り上げるブランドへと成長したが、スポーツ・マーケティングはレッドブルの成長になくてはならないものだった。

出典: レッドブルに見るグローバルマーケティング|外資系 戦略コンサルタントの ...
 レッドブルは非常に徹底したマーケティング手法を取り入れています。スポーツイベントや音楽フェスなどで、レッドブルが協賛をしているところを見たことがある人は多いのではないでしょうか。

 学生に向けて大学近くの路上でレッドブルを無料配布したりなど、レッドブルはとにかく若者に向けて商品の発信をしており、どれだけ広い範囲の若者にアプローチできるかということろがポイントとなっています。

レッドブルは飲料でもあり「体験そのもの」でもある

創業者であるディートリッヒ・マテシッツは「レッドブルは単なる飲料ではなくエキサイティングな体験であり、スリルや冒険である」と語る。

出典: 世界で52億本売れるレッドブルのブランド戦略――スポーツ ...
 レッドブルは、単なるエナジードリンクというというわけではありません。レッドブルを実際に飲んでもらってその美味しさを体験してもらうというだけではなく、レッドブルを飲んでいるという「体験そのもの」を提供しているという点も、ここまで人気を集めていることの要因です。

 レッドブルはオーストリアにサッカーチームを持っていたり、F1やアイスホッケーなどのスポーツにもとても力を入れています。それを表すのが、年間総売上の1/3をスポーツに充てているというものです。スポーツは体験を提供するアクティビティですから、そのイメージとレッドブルの目指すものが似ているということが大きな理由の一つなのではないでしょうか。

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