1. 人間関係が"ぎくしゃく"してしまう可能性も!?仕事の「間違い」を指摘する際の事前準備と工夫

人間関係が"ぎくしゃく"してしまう可能性も!?仕事の「間違い」を指摘する際の事前準備と工夫

by TANAKA Juuyoh (田中十洋)
 仕事上で間違いがあると分かった場合は、自分の仕事に関わらない部分であっても出来る限り指摘するべきです。

 それは相手のためにもなりますし、間違いが分かる距離にいるという事は間接的に自分の仕事への被害を減らす事にもなるため、一つのリスクヘッジ手段であるとも言えます。指摘する際には、以下の事に注意し行なうようにしましょう。

指摘する前に確認すべきポイント

 当初は間違いだと思っていたが、見方を変えたら間違いでなかったという事は多々あります。間違いを指摘をするというのは大きな責任が伴い、指摘したのに関わらずその内容が間違っていた場合は信用を著しく落としかねません。

 そのため、事前に指摘する内容の方に間違いが無いかを慎重に再確認する必要があります。間違いと判断した裏付けや根拠に不備はないか、判断に客観性はあるか、方法や考え方を変えても間違いといえるか、個人的な私情が含まれていないかといったことを再確認する必要があります。

 相手の間違いに気づいた時というのは、自分の方が優れているという暗示が掛かり盲目になりやすいので、見切り発車せず必要以上に冷静になって見直す姿勢が大切です。

指摘する際の注意事項

 まずはじめに、指摘は問題を解決するために行います。この点を前提にし、加えて相手の立場に併せて指摘の仕方を工夫し行なう事が大切です。

 まだ駆け出しで経験が少ない人が仕事で間違いをしている場合は、自分自身で気づき改善する事も大切です。そのため、指摘する事が必ずしも本人のためになるとは言えません。指摘する場合も、間違いの箇所や答え、改善点をはじめから明確に示すのではなく、ある程度濁してヒントとして示す事が良い場合があります。間違いの内容や業務への影響度にもよりますが、部下の育成も考えある程度許容した対応が望ましいです。

上司と意見が食い違ってしまったときは、即座に反論せず、まずは相手の意見を受け入れましょう。その後で「ですが私はこう思います」と切り出すと「君はそう思うんだね」と上司も部下の意見を受け入れやすくなります。

そして、意見の交換をした結果、どうしても上司が譲らない場合は黙って上司の意見に従いましょう。会社という場所は、目上の人間に従うのが常識です。

出典: 上司の間違いを上手に指摘できる人できない人「すぐに指摘しない ...
 これに対して、自分と同等かそれ以上の立場や経験を持つ人の間違いに対して指摘する場合は、間違えの箇所とそう判断した根拠や理由、今後どうしたらよいかの改善案等を具体的に示す必要があります。

後輩だからといって、いわゆる「上から目線」でものを言うと、相手も感情的になってしまいます。だからといって、感情を害することを恐れて言うべきことを伝えないのは、かえって不親切です。仕事上の指摘・修正なのですから、必要なことは理由を添えて端的に伝えましょう。

出典: 後輩の間違いを指摘して修正をお願いするには? | ビジネス ...
 指摘する際の口調や仕草としては相手がどのような人であっても、高圧的にならず穏便に指摘する事が望ましいです。高圧的に行うと相手の頭に伝えたい内容が入らなかったり、双方が感情的になり対話不能になる可能性もあります。こうなると指摘した意味自体がなくなるので注意が必要です。

 最後に、自己満足や自己表現を目的として指摘を行なう人も希にいますがこういった動機で指摘を行なう事は絶対に避けるべきです。指摘は問題解決の為に行なうものなので意図と異なりますし見透かされた場合は悪印象しか与えません。


 指摘は、一時的に印象を悪くしてしまう恐れもあるため、なかなかしにくいものです。しかし、後々の利益やコストのことを考えると、間違いと分かったらすぐに指摘方法を工夫して指摘をする事が重要です。

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