1. "人柄の良さ"だけではダメ!?「リーダーシップ」のスキル向上に一役買ってくれる2つの理論

"人柄の良さ"だけではダメ!?「リーダーシップ」のスキル向上に一役買ってくれる2つの理論

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 組織を運営するために重要な役割を持つのがリーダシップです。優れたリーダーシップを持つ人間が率いる組織は、集団であることを最大限に活用し、メンバーの力を相乗効果で何倍にも大きくしながら、より大きな目標へと向かって進んでいくことが出来るでしょう。

 リーダーシップには様々な理論がありますが、理論は実践してみて初めて意味があるもの。今回は、リーダーシップの理論を仕事場で活用する方法について解説します。

1. SL理論

 SL理論とはSituational Leadership(リーダーシップ条件適応理論)の略であり、リーダーシップは業務の指示の必要性と、指示を補佐するコミュニケーションの必要性の2つから成り立っていると定義する理論です。SL理論リーダーシップを実践する場合、部下の習熟度によってリーダーのスタイルを変化させていかなければなりません。

 部下の成熟度が低い初心者段階では、リーダーは部下に対して積極的にコミュニケーションをとり、具体的な指示を与えていく必要があります。初心者段階の部下は、判断力も実力も持ち合わせていないため、すべての責任を上司がとることで、部下の成長を促すのです。

 ある程度、部下が成長した段階で求められるリーダーの役割は、部下側からのコミュニケーションに積極的に答え、質問や相談を通じて意思決定能力を身につけさせ、一人でも仕事をしていける人材へと育てていくことになります。初期段階よりもリーダーは積極的に関わることはなく、部下がリーダーを必要としたときに適切な対応をすることを一番に考えるべきです。

 部下が成長し、ベテランと呼ばれる段階にまで成長したら、リーダーの果たす役割は部下に一定の権限を与え、部下個人の判断で仕事ができる環境をつくることです。単独で業務が遂行できる環境をつくることで、部下の自主性や実力を養成し、時代のリーダーとなる人材の育成を目指します。SL理論の有効活用とは、部下の状況に応じてリーダーが役割を変化させることであり、最適な役割を利用して部下の成長を促すことにあるのです。

2. 管理システム論

 組織の管理システムを変更することでリーダーシップは変化し、向上することも低下することもあります。組織が一方通行で「トップダウン型」の管理システムを採用している場合は、リーダーの指示が的確なほどリーダーシップは強まりますし、組織がフラット型で部下の意見を積極的に吸い上げている場合は、多くの意見から有益な意見を拾い上げる選択力や自由に発言するための雰囲気づくりがリーダーシップに影響します。

 管理システムはリーダーと部下との関わりであり、システムの変更が影響力の与え方を変化させます。リーダーシップを向上させるためには、組織の活動目的やメンバーを考慮して最適のシステムを見つけなければなりません。

 管理システム論を実際の仕事に活用する場合、業務の目的に応じて適切なシステムを採用する、という形で実践されることになるでしょう。管理システムを変化させることで、部下の自覚と行動をより良い形に変え、組織活動の効率化を目指します。


 リーダーシップ理論には様々な種類がありますが、すべての理論は実践されて、初めて意味を持ちます。組織の規模や目的によって求められるリーダーシップ理論は異なるでしょう。組織を分析し、最適なリーダーシップ理論を見つけ出すことが、より良い方向へ組織を導くために求められる努力と言えます。

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