1. 【理論的に考えてみる】「行動論」から学ぶリーダーシップを向上させる方法

【理論的に考えてみる】「行動論」から学ぶリーダーシップを向上させる方法

by bokeh burger
 リーダーシップを考えるうえで重要な意味を持つのが「行動論」です。リーダーシップにおける行動論とは、集団の種類を類型化し、それぞれに当てはまる行動特性を観察することで、最適なリーダーシップの発揮を目指す実証法です。

 行動がリーダーシップに与える影響を観察し、それをリーダーシップにフィードバックさせる方法をとるため、より具体的で実践的な技術を学ぶことができます。また、類型化することで一定のマニュアルとしての効果を発揮するのです。今回は、行動論を活用してリーダーシップを向上させる方法を紹介します。

支配形態によるリーダーシップ

 組織の支配形態という行動様式を通じてリーダーシップを認識し、最適な支配形態を選択することでリーダーシップの向上を目指すアプローチです。組織の支配形態には、リーダーが組織のあらゆる決定事項に対して全権を持つ独裁型、組織構成員が組織運営に対して影響力を持つ民主支配型、リーダーは最小限度の支配しか行わない放任型等の形態があります。

 どの支配形態にも長所と短所があり、組織の活動目的によって最適な支配形態は異なるのです。素早い決断が組織の明暗を分ける軍隊では、独裁型リーダーシップによって組織全員が素早く行動することが最善になりますし、メンバーの自由な発想が大きな利益につながる芸術家集団などは、リーダーが必要最低限の支配しか行わない放任型がふさわしい支配形態になります。

 支配形態を変更することは、リーダーが組織に対して持つことになる影響力を変化させることに他なりません。リーダーの能力が組織の成果に直接的に関わる時は、より影響力が強まる支配形態を選ぶことがリーダーシップの向上につながります。

バックボーンによるリーダーシップ

 リーダーが何を持って、リーダーシップを発揮しているのかによって組織から信頼されているのかを知り、リーダーシップの源を探ることでリーダーシップの向上を目指すアプローチです。

 人柄の良さでメンバーから信頼を集めているのか、実績や指導力を認められてリーダーの地位を得ているのか、論理や弁舌に動かされた人たちが集まって組織を作ったのか、高い実力や技術に対するあこがれでリーダーシップを得ているのか、リーダーシップがある理由を分析することでリーダーシップとは何なのかを探り、より効率の良い組織運営が可能になり、リーダーシップを向上させることができます。


 リーダーシップの向上は本人の努力だけではなく、周囲の環境やシステムによっても実現します。リーダーシップとは組織管理であり、組織をどのような形で導いていくかに大きな影響を与えるのです。

 単にリーダーが強権を発動するだけでは、本当のリーダーシップとは呼べません。リーダーシップとは部下を支配する力ではなく、部下が自然とリーダーについていきたくなるような力を指します。リーダーシップを正確に理解することが、リーダーシップの向上につながるのです。

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