1. "我慢強く"仕事を任せてあげる!部下のリーダーシップを育てるための訓練方法

"我慢強く"仕事を任せてあげる!部下のリーダーシップを育てるための訓練方法

by Tc7
 管理職にとって、「次の世代の管理者を育成すること」は重要な業務です。管理職は、自分がいなくなっても組織が回るよう、先を見据えて、自分の後を継ぐ管理職を養成しておかなければなりません。

 さて、次世代の管理者を育成するにあたっては、管理職候補である部下に対して、リーダーシップ力を育てる訓練を施しましょう。リーダーシップ力は、すぐに身につくものではありません。できるだけ早めに訓練を始めるべきです。今回は、部下のリーダーシップを育てるために行うべき訓練の方法について、紹介します。

1. 自分の不在時の管理職代行をお願いする

 最も実践的な訓練として、管理職であるあなた自身が不在時に、部下に管理職代行の役割を任せることです。管理職代行の役割とは、あなたの不在時、管理職権限を部下に与えるということ。あなたが不在時であっても、管理職が判断をしなければならない事態が起きる可能性があります。

 例えば、お客様からのクレーム、他部署からの相談、業務上のトラブルなどは、いつでも起こりうる事態です。その際、部下に、管理職の立場で判断を下し、必要に応じて部署のメンバーを動かしてもらいます。

 あなたが職場に戻ったら、部下から、管理職代行時の対応について報告を受けてください。部下の報告を受けて、管理職としての判断・行動が正しかったか、次に向けたアドバイスは何かといった点を、部下にフィードバックします。

 端的に言って、この方法が最もリーダーシップ力がつきます。最初は失敗することもあるでしょう。しかし、失敗を積み重ねて初めて、管理職としてのリーダーシップ力を身につけることができるのです。

2. 各種ミーティングに、部署代表として部下を出席させる

 取引先とのミーティング、社内他部署の管理職クラスが出席するミーティングなど、本来あなたが出席する予定だったミーティングへの出席を、部下に任せましょう。つまり、部下があなたの部署代表として、お客様・取引先・他部署とのミーティングに出席してもらうのです。

 この経験で、部下は、部署の管理職の立場として、発言・判断・交渉する必要があります。さらに、ミーティングでの内容を、部署に持ち帰り、部署メンバーに説明する義務もあります。「組織としてどのような判断・行動を取ればよいか」という思考を鍛える意味では、この方法は最適です。

 こうした管理職としての疑似体験を積むことで、部下は管理職の視点を習得していきます。部下としての視点ではなく、管理職の視点となれば、今目の前にある自分自身のことだけを考えるのではなく、組織のことを中長期的に物事を考えるようになります。

 さらにリーダーシップ力のある管理職は、しっかり相手の話を聴き、相手にわかりやすく伝えることができる人です。管理職に必要な「自分の考えを部署のメンバーにわかりやすく伝えるスキル」を、この経験から習得することができるでしょう。


 以上、部下のリーダーシップを育てるために行うべき訓練の方法を紹介しました。最初は失敗も多く、イライラしてしまう時もあると思いますが、大切なのは我慢強く任せ続けてあげること。こちらが我慢強く、見守ってあげれば、自ずとリーダーシップ力は身についてくることでしょう。

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