1. 「リーダーシップ」とは何なのか?経営学の巨人"ドラッカー"が考えた3つの定義

「リーダーシップ」とは何なのか?経営学の巨人"ドラッカー"が考えた3つの定義

by Highways Agency
 経営学の巨人といわれるドラッカーは、リーダシップについても興味深い言説を残しています。ドラッカー自身は今から100年以上前に生まれた人物ですが、彼の語る経営論やリーダーシップ論はまったく古びておらず、現代においても通じるものです。

 ドラッカーの言葉を通じてリーダーシップを学ぶことで、一般的に語られるリーダーシップ論とは違った見方でリーダーシップというものを捉えることができるでしょう。今回は、ドラッカーから学ぶリーダーシップの考え方を紹介します。

1. リーダーシップとは「仕事」である

 ドラッカーはリーダシップに必要な第一の要素を仕事であると定義しました。この場合の仕事とは組織の方向性を示す指導力、優先順位を決める判断力であり、基準を定める決断力です。

 リーダーシップとは仕事であり、生まれつきの才能ではないというのがドラッカーの考え。自らの行動によって範を示し、その班によって人を惹き付けるのがドラッカーにとってのリーダシップなのです。

2. リーダーシップとは「責任」である

 「最終的責任は私にある」というトルーマンの言葉を引用したドラッガーは、リーダーシップとは責任であると定義しました。組織的活動におけるリーダーシップが責任であるという言葉が示すのは、リーダーは部下の行動を保証し支援する存在でなければいけない、という事実です。

 リーダーが責任を取ることで「部下を激励し、前進させ、自らの誇りとする」状態が実現し、部下が自由に活動できるようになり、より良い方向へと組織は進んでいくことができます。

3. リーダーシップとは「信頼」である

 部下から信頼を集めるのがリーダーシップであり、信頼を集める人間がリーダーである、という定義は現代人が最も理解しやすい定義です。信頼の上に成り立つリーダーシップは、上司と部下との関係において最も基本となる定義です。

 ドラッカーは信頼によって、成り立つリーダーシップをマネジメントの重大な前提条件と位置付けており、信頼こそがリーダーシップの基本であると考えています。


 「リーダーに関する唯一の定義は、つき従う者がいるということである。」という言葉はドラッカーの考えるリーダー像を最もよく表した言葉です。ドラッカーはリーダーシップというものを、それ以前に考えられていたような「限られた人間だけが持つカリスマ性」というように捉えることはせず、あくまでも立場によって形作られるものと定義しました。

 この定義において重要視されるのは人が進んで付き従いたくなるような人間的魅力であり、強制力を伴わない支配ともいえるものです。3つの定義さえ満たせばリーダーシップは成立する、ドラッカーのシンプルな思考は現代においても輝きを失ってはいません。ドラッカーを参考にして、リーダーシップとは何かを考えてみてください。

U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう
この記事を報告する