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最初の\"ひと言\"に注意を向ける!「仕事のミスが言いだせない…」という人にオススメの対策

Shingo Hirono

2014/05/05(最終更新日:2014/05/05)


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最初の"ひと言"に注意を向ける!「仕事のミスが言いだせない…」という人にオススメの対策 1番目の画像
by pedrosimoes7
 仕事でミスをしてしまったときは、その程度の軽重に関わらず、上司やその仕事に関係する同僚などに報告をしなければなりません。「それは社会人の常識、いわずもがなのことだ」と多くの人が思うでしょう。

 しかし、実際には、「ミスが言い出せない」と悩む人が少なくありません。特に社会に出て間もない新入社員や、新しい職場に移って日の浅い時期だと、仕事でミスをしてもなかなかそれを人に言い出せないということが起こりがちです。では、そう感じている人がどうやったら、きちんと報告できるようになるか。「意識」と「最初のひとこと」についてアドバイスします。

「上司や同僚はサポーター」という意識

 同じセクション内の上司や同僚は、あなたにとって仕事上のサポーターです。まずはそう意識することが大切。どんなに厳しい上司や先輩でも、チームで仕事を行っている以上、最終的には味方になってくれるでしょう。

 ですから、ミスを報告した時、たとえ厳しく叱責されたとしても、サポートを断ったり、突き放したりすることは、ほとんどの場合ありません。ただ、例外的にそういう先輩もいるかもしれませんが、すべての同僚がそうだということはありえないでしょう。

 特に上司はセクションの責任者ですから、そのセクションにとってマイナスになるような行動は取りません。あなたのミスがセクション内で起こったことである以上、必ず対応はしてくれるのです。

仕事のミスを報告する際の「最初のひとこと」とは?

 上記のような意識を持てば、「言い出しにくい」という気持ちを克服することができるはずです。もし、「どうしても上司には言い出しにくい」と感じるなら、話しやすい先輩にまず報告する、という方法もあります。とにかく、誰かにミスを伝えることが必要なのです。

 報告する際には、余計なことは言わないよう気をつけましょう。上司の元へ行った時、たとえばこのような切り出し方をする例が多く見られます。「ちょっとよろしいでしょうか。実はお耳に入れなければならないことが起きまして、その報告に伺ったのですが…。実は、先ほど、取引先からお電話がありまして…」

 これは、ありがちな例です。そもそも言い出しにくいことを報告するのですから、こうした「前置き」をつけ、時系列で説明したくなるのが人情でしょう。しかし、それではかえってミスそのものを切り出しにくくなってしまいます。ですから、思い切ってすべての前置きをカットしましょう。口にすべき「最初のひとこと」は唯一つ、「申し訳ありません。ミスをしてしまいました」、これだけです。

 このように切り出すと、上司は必ず「何があったのか?」と聞きます。その問いに答える形で説明すると、スムーズに報告できるでしょう。


 要するに、最初にミスを「宣言」してしまうのです。言い出しにくいと感じる人でも、「宣言」をしてしまえば、もう後戻りはできません。逆に余計な前置きをすると、それを話している間に、気持ちが萎えてしまい、きちんとした報告ができなくなってしまうことが多いのです。

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