HOMEビジネス \"当日\"ではなく\"翌日\"が大切!仕事でミスをしてしまった際の謝罪方法

\"当日\"ではなく\"翌日\"が大切!仕事でミスをしてしまった際の謝罪方法

Shingo Hirono

2014/05/06(最終更新日:2014/05/06)


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"当日"ではなく"翌日"が大切!仕事でミスをしてしまった際の謝罪方法 1番目の画像
by DeclanTM
 仕事でミスをしてしまったときは、すぐにそれに対応し、場合によっては上司や周囲のサポートを受けながら、可及的速やかに処理しなければなりません。そして、処理できた段階で、一応ミスの案件は終了したわけです。

 しかし、「これでおしまい」という意識を持ってしまったのでは、上司や周囲の信頼を回復することはできませんし、自分の成長にもつながりません。実はミスをした翌日の対応の仕方が大切になります。ミスをした翌日にすべきこと、取るべき態度、持つべき意識について説明します。

持つべき意識

 繰り返しになりますが、前日にミスの処理が完全に行われたとしても、「それでおしまい」という意識を持つべきではありません。そのミスによって周囲に迷惑をかけていますし、チームの仕事の成果にも少なからずマイナスの影響を与えているのです。また、顧客や取引先との関係に悪影響を及ぼすケースもあるでしょう。ですから、ミスに対して真摯に反省するという意識を、翌日も持つ必要があります。

上司や関係者への朝の謝罪

 ミスをした翌日、出社したら最初に上司のところへ行きましょう。そして、「昨日は迷惑をおかけしました。反省しています。二度とああいうミスを犯すことのないよう、最善を尽くします」と改めて謝罪するのです。もし、部署内のほかのメンバーに迷惑をかけたり、サポートを受けた場合には、そのメンバーにも同様の謝罪、もしくはサポートしてもらったことに対するお礼を伝えましょう。

 「謝罪やお礼は前日に行っているから、その必要はないだろう」と考える人が多いようですが、再度謝罪することによって、反省の深さを伝えられます。また、お礼を繰り返すことで、チーム内の人間関係を向上させることができるのです。

 ただし、顧客や取引先への再度の謝罪は不要。かえって「しつこい」という悪印象を持たれてしまいます。「社内限定のマナー」と考えてください。

気持ちを切り替えて、ポジティブ思考で仕事に臨む

 このように翌日の朝、社内、部署内の関係者に謝罪をした段階で、前日のミスはほんとうの意味で「これでおしまい」になります。大切なのは、そこで気持ちを切り替えること。いつまでもミスを引きずっていたのでは、仕事を前に進めませんし、ネガティブ思考になっていると、それが新たなミスを呼んでしまうでしょう。ですから、「ミスの反省が、自分の成長につながる」という意識を持って、ポジティブ思考で「今日の仕事」に臨むべきです。

 気をつけなければならないのが、「ミスを取り戻すために、何か手柄を立てよう」と考えること。そうした余計な気持ちがあると、やはりミスにつながりやすいのです。あくまでも「今日の仕事はしっかり、ミスなく仕上げる」という意識を持つようにしましょう。


 朝一番で、前日のミスに本当のピリオドを打つ。そのことによって、自分気持ちに「けじめ」がつきます。けじめをつけて、前向きに仕事を始めるためにも、「翌日の謝罪」を省略しないことを強くおすすめします。

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