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梅雨の眠気には理由があった!低気圧の時期に眠い人が知っておきたい効果的な眠気対処方法

U-NOTE編集部

2018/09/08(最終更新日:2022/07/04)


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梅雨になると、きちんと夜に睡眠をとっていても仕事中に眠くなってしまう人も多いのではないでしょうか。

実は、梅雨になると眠くなってしまう理由があります。

本記事では、梅雨の時期に眠気が生じてしまう原因と、梅雨の眠気を撃退&予防するための対処方法を紹介していきます。

本記事の内容をざっくり説明
  • 梅雨に眠くなる理由
  • 眠気に困った時の対処法
  • 眠気を未然に防ぐ方法

 

梅雨の眠気は低気圧による「体内膨張」と「酸欠」が原因

梅雨は雨が降り続き、ジメジメした日が続きます。

雨が降っていると、気分が憂鬱なってしまう人も多いのではないでしょうか。実は私たちの身体に、梅雨の天気は以下のような影響を及ぼすと言われています。

「梅雨」が身体に及ぼす影響
  • 「低気圧」の影響:酸欠状態の原因
  • 「湿度」の影響:体内に熱がこもったり、酸欠状態になったりする原因
  • 「気温上昇」の影響:体内に熱がこもる原因

低気圧・湿度・気温上昇などが左右した結果、眠気を感じやすくなる人が多いのです。さっそく、ひとつひとつ詳しく説明していきましょう。

1.低気圧の影響

梅雨の時期には「低気圧」による影響を受けやすくなります。

梅雨の時期になると日本付近には梅雨前線が停滞し、その前線上を低気圧が通過していきます。

気圧とは、空気の重さによる圧力のこと。「低気圧」のときには、「高気圧」のときよりも空気の密度が薄く、軽くなっています。

飛行機や山など、地表より気圧が低いところに行くと、ポテトチップスの袋がパンパンになってしまう経験をした人もいるのではないでしょうか。

これと同じ現象が体にも起こります。普段から空気の圧力によって押されている体は、低気圧になると膨張しやすくなり、血管やリンパ、脳、臓器など、身体のあらゆる部位が膨らんでしまいます

血管が膨張すれば、血流が悪くなり「酸欠」や「むくみ」といった症状を引き起こすことに。肺が膨張すれば、酸素が血液に送られにくくなり、全身への酸素の供給量が通常時よりも少なくなってしまいます。

酸欠状態では体全体がだるくなったり、脳の働きが鈍化したりしてしまうので、結果的に低気圧が眠気が生じる原因となるのです。

また、人間には、体に起こる変化を妨げようとする「恒常性」があります。

上記の通り、梅雨の時期は普段とは違う気圧によって身体の部位が膨らんでいます。体をいつもの状態に戻そうとして、体を活発にし、血流の流れを戻す「交感神経」が働こうと活動。また、雨が降っていて暗いときには、リラックスを促す「副交感神経」も働こうとします。

その結果、相反する働きをする交感神経と副交感神経からなる「自律神経系」が乱れてしまうのも、眠気の原因です。

 

2.湿度や温度の影響

季節の変わり目になると体調を崩した経験がある人も多いのではないでしょうか。

原因は、湿度や温度の急激な変化です。

湿度が高いと体内の水分が汗として出て行きにくくなり、体に水が溜まり、むくんでしまったり体がうまく働かなくなったりします。

また、温度が高くなると軽い熱中症になりやすくなります。熱中症になると、血液の流れが悪くなって酸素が全身に巡りにくくなり、酸欠状態になります。

温度や湿度の変化も自律神経系の乱れを引き起こし、体をだるくさせたり、眠くさせる原因となるのです。

 

梅雨の眠気に困ったときの対処法

前述した通り、梅雨の時期の眠気は低気圧や湿度、温度によるものです。

梅雨の眠気の原因を解決するためには「頭を冷やすこと」が効果的だといわれていいます。

頭を冷やすことで、脳を除熱することができ、脳を冷やすと酸素消費量を抑えることができます。

すぐにでも辛い眠気をどうにかしたい人は、応急処置として、冷たい飲み物を頭や首筋に当ててみることをおすすめします。

慢性的な眠気に悩まされている人は、脇や首などの大きな血管が通っているところを冷やすのもよいでしょう。

 

梅雨の眠気を未然に防ぐ3つの方法

梅雨の時期に眠気が強くなることは、「やる気」や「根気」の問題ではなく、自然現象です。

「気がゆるんでいるのでは?」と悩んでいる方もいらっしゃると思いますが、みんな同じような悩みを持っているので安心してくださいね。

梅雨による眠気の原因は酸素不足や血行不良であるため、これらを改善すれば、眠気自体も解消されるでしょう。

酸欠状態を未然に防ぐための方法も確認しておきましょう。

梅雨の眠気を未然に防ぐ方法1.ウォーキング、深呼吸

酸欠を防ぐためにおすすめなのは、ウォーキングや深呼吸です。

ウォーキングは体全体の血行をよくする効果があります。また、呼吸量が増えるため、座っている状態よりは多くの酸素を吸収することができます。

とはいえ、仕事中に一定の時間ウォーキングするわけにはいきませんよね。

そこでおすすめしたいのが、仕事中の「プチ」ウォーキングです。30分、1時間で仕事を区切って、オフィスの中を歩くようにしましょう。

より短時間で酸素を取り込む方法は、「深呼吸」をすることです。深呼吸すると、たくさんの酸素が体に入ってきて、脳が活性化します。

また、何度もあくびが出る人は要注意!あくびは、体が酸欠になっている証拠です。「今日何度もあくびが出るなぁ」と思ったらいつもより深い呼吸を心がけるようにしましょう。

 

梅雨の眠気を未然に防ぐ方法2.ストレッチ

ずっと座りっぱなしのデスクワーク、腰が痛くなったり、だるくなったりしますよね。

原因は、座り続けていると、下半身があまり動かなくなってしまうことです。下半身には人体の70%の筋肉がついています。筋肉が動かないと、血流が悪くなり、代謝機能も悪くなってしまいます。血流が悪くなると、足がむくんだり、冷たくなったりします。

さらに梅雨の時期の低気圧が加わるので、血の流れがさらに悪くなってしまいます。

あまり動かしていなかった下半身の筋肉をストレッチで引き伸ばし、少しでも血行を改善するようにしましょう。

立ってウォーキングができると尚いいですが、何度も立つと周りの目が気になる人もいるでしょう。ストレッチは椅子に座ったままでもできるのでおすすめです。

例えば、貧乏ゆすりをするように足を震わせてみたり、ウォーキングをするように足を動かしてみたりするといいでしょう。

 

梅雨の眠気を未然に防ぐ方法3.半身浴

帰宅後は、ぬるめのお湯で20分〜30分半身浴をすることをおすすめします。半身浴の適温は夏は38度前後、冬は40度前後です。

半身浴は体の深層まで温めるとともに、発汗機能を高めるため、血行改善の効果が期待できます。湿度が高くなったことにより、汗をかきにくくなってしまった体には、特におすすめです。

半身浴で汗をかき、体に溜まった水を排出しましょう。

また、半身浴には副交感神経を刺激し、リラックスできる効果があります。乱れてしまった自律神経系を正常に戻す効果もあり、まさに一石二鳥です。

 

眠い梅雨の時期の不調をセルフケアで乗り越えよう

本記事のまとめ
  • 低気圧や湿度、温度の変化が眠気を誘う
  • 眠気を飛ばすには頭を冷やす
  • あくびが増えたら深呼吸をする

梅雨の時期は低気圧や温度・湿度が原因となり、自然と眠気を感じやすくなります。本記事で紹介した対策をして、眠気をコントロールしてくださいね。

また、ストレスも自律神経系を見出してしまいます。「なんでこんなに眠いんだ」と悩んでしまうことが逆効果になっているかもしれません。ストレスを晴らすためにも、「梅雨の時期に眠気が来るのはしかたがない」と諦め、リラックスして過ごすことが大切です。

本記事を参考にして、眠くなりやすい梅雨の時期を乗り越える方法を検討してみてはいかがでしょうか。

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