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チームのパフォーマンスが劇的に変わる!仕事の調整が苦手な人への対処法は「メリットを提示する」

Shingo Hirono

2014/05/05(最終更新日:2014/05/05)


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by risastla
 集団で仕事をする場合、仕事の処理能力以上に重要になるのが調整能力です。調整能力とは集団の間で仕事を調整する能力であり、仕事を最適な状態で進めていくためには欠かせない能力と言えるでしょう。

 調整能力に欠けている人間がプロジェクトを仕切ると、メンバーの能力をうまく生かすような形で仕事を配分することができず、仕事の効率が悪化してしまいます。仕事の調整がうまくなるためにはどうすればいいのでしょうか。今回は、仕事の調整が苦手な人がうまく調整を出来るようになる方法を紹介します。

意識を共有する

 仕事に対する意識をメンバー間で共有することで、仕事に何が必要なのかをお互いがが正しく認識することが可能になり、調整がうまくできるようになります。同じ仕事に対する意識でも、自分と他人の意識は大きく違います。ある人はスピードを重視して仕事をとらえ、ある人はクオリティを重視して仕事をとらえている場合、お互いの意識が共有できなければ仕事の調整はうまくいきません。

 仕事の調整とは、お互いの立場を理解し尊重することで成り立つ作業です。まずは自分が他の人の気持ちに寄り添うことから始め、自分とは異なる立場から仕事を見つめる意識を身につけましょう。

メリットを提示する

 仕事の調整をグループで行う場合、メンバーに現状からの変更を受け入れてもらうことが調整作業になります。仕事内容の変更や時間変更を通じて効率を改善していくのが仕事の調整に求められる役割である以上、メンバーが現状からの変更を受け入れなければ調整を実行することはできません。メンバーにスムーズにこちらの頼みを受け入れてもらうためには、調整に応じることで得られるメリットを提示するのが効果的です。

 こちらの指示に従えば勤務時間が短くなる、調整を受け入れることで他のメンバーの負担が軽くなる、調整しなければ納期に間に合わないなど、メリットは本人に関することだけではなく他のメンバーや組織全体に関するものでも構いません。

 何もメリットが無い頼みを、受け入れてくれる人はいません。重要なのは誰かに何かのメリットがあることを提示することです。本人にメリットがあればメリットを目的に他のみを聞いてくれるでしょうし、本人以外にメリットが生まれるのであれば、心意気や気遣いという気持ちが動き調整に応じてくれるでしょう。

低姿勢で頼む

 調整は仕事を考える上では正しい行動ですが、作業を担当する本人からしてみれば面倒な指示に感じるもの。調整を受け入れるのが当たり前、という意識で向き合っているようでは、尊大な態度がにじみ出てしまい快く調整に応じてくれることはありません。

 調整に当たる時は常に低姿勢な態度で、調整を受け入れる側の気分を害さないようにしながら上手くコントロールすることが重要です。


 調整がうまくいくかどうかでチームのパフォーマンスには大きな差が出ます。真摯な態度で仕事に当たることで結果が出るようになりますから、苦手意識を振り払って挑戦する姿勢が求められます。

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