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勉強前の基礎知識!具体例から考える「マルチタスク」が仕事に与える影響

Yuta-Hoshi

2014/05/06(最終更新日:2014/05/06)


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by JD Hancock
 「マルチタスク思考」という考え方は、複数の業務を同時並行的に進める必要がある企業などでは、必須の考え方となっています。しかし、実は「マルチタスク思考とは何か?」ということについては様々な考え方があり、その効果についても人によって意見が異なるようです。ここではマルチタスク思考を勉強したい人が知っておくべき考え方を整理して挙げてみたいと思います。 

1.「マルチタスク」のそもそもの意味 

 マルチタスク思考を勉強するにあたり、まずマルチタスクのそもそもの意味を確認しておきましょう。マルチタスクとは、本来はコンピュータの処理方法に用いられる用語です。 様々な仕事や作業を同時進行で行うことをマルチタスクと言うようになったのが由来です。これが効率的な「仕事の方法」として、様々なシーンで使われるようになったのです。マルチタスクを勉強する際は、まずこの意味を知っておく必要があります。

2.「マルチタスク」の例

 今度は勉強を深めるために、実際の仕事でのマルチタスクについて考えてみます。例えば以下の二つの仕事があるとします。

仕事A:顧客とのやり取りが中心で、一つの仕事の区切りをつけにくい。また、一つの仕事に時間がかかるものが多い。

仕事B:社内向けの単純作業が中心で、一つ一つの仕事が独立している。しかし一つの仕事に時間はあまりかからない。 

 ここでは上記の仕事をマルチタスクで行うことを考えます。まず、仕事Aは顧客対応で一つの仕事に時間がかかります。これに対して、仕事Bは社内向けで一つの作業に時間がかかりません。よってこの場合、優先順位をAに置きます。そして、Aの作業を行っている間はAに集中し、Aで顧客からの反応を待っている間、もしくは一定の区切りがつき、次の作業に入るまでの間にBの作業を行います。

 Aの仕事での待ち時間や、次の作業に入るまでのリフレッシュタイムとしてBを行うということです。厳密なマルチタスクは、AとBを同時に行うことではなく、あくまでも「処理を進めることができない」状態を作らないということです。マルチタスク思考を勉強する場合は、この点も押さえておく必要があります。 


 マルチタスクの本来の考え方は以上のようになります。マルチタスクを勉強したい場合は、まずこのことを踏まえ、その上でいかに効率的に自分を動かすことができるかを考えてみるとよいのではないでしょうか。

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