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上司からの評価がワンランク上がる!2つのパターンから考える仕事の「成果報告」の仕方

Shingo Hirono

2014/05/04(最終更新日:2014/05/04)


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by HBarrison
 成果報告は、上司に対して仕事の結果を報告するものですが、単に「できました」「できませんでした」と報告を終わらせてしまってはいけません。結果はもちろん大切ですが、その過程でどのようなことが起こり、どう対応したのか。その部分を共有することが何よりも大切です。

 今回は、仕事の成果を報告する際に気をつけたいポイントを、「成果が出た場合」と「成果が出なかった場合」に分けて説明します。

期待された成果が出た場合の成果報告

 期待された成果が出た場合の成果報告は、成果を伝える側も聞く側もうれしいものですので、その成果をきちんと伝えます。さらに、その成果にちゃんと説得力を持たせるために、報告前にきちんと報告の順番を考えるといいでしょう。基本は、「結果→成果が出たポイント→今後の改善点の提案」の順に話すとわかりやすくなります。

 「成果が出たポイント」については、今回の成功の要因をきちんと分析しておきましょう。自分なりに工夫をしたのか、上司からのアドバイスがあったのか…それを明らかにすることで、今後の仕事に活かすことができるほか、上司からの評価も上がりやすくなると思います。

 そしてさらにもう一歩踏み込んで、「もっとこうしたほうが良くなるかも」と感じた部分に関しては、今後の提案として、報告の最後に付け加えましょう。これら一連の形で報告を行うことで、「ただ言われて仕事をしている人」ではなく、「自分できちんと業務を分析、改善しながら仕事を遂行できる人」になります。

期待された成果が出なかった場合の成果報告

 思うように結果が残せなかった仕事の報告は、少し気が重いものかもしれません。しかし、成果が上手く出せなかったからこそ、きちんとその原因を分析して報告することが、上司からの信頼につながっていきます。報告前の事前分析を、しっかりするようにしましょう。

 報告は、「結果→上手くいかなかった原因の分析→今後の改善点の提案」の順に話すようにしましょう。この時、原因の分析で絶対にやってはいけないことは、「上司のせいにする」ことです。上司がこうしろと言ったから、上司がまずはやってみろと言ったから…これでは報告された上司もいい気持ちがしません。

 もしそれが事実だとしても、それは成果報告ではありません。なぜなら、成果の原因分析をするにも関わらず、主語が上司になっているからです。「上司がいけなかった」ではなく「●●(業務のやり方)がいけなかった」と、報告の時は言い換えなければいけません。それを踏まえて、今後どうするべきか、改善点の提案として自分の考えをまとめておくとよいでしょう。


 いかがでしたでしょうか。実際の成果報告は、成果が出た部分があったり、出なかった部分があったりと、混合することがあるかもしれません。その際も、まずは結果を端的に伝え、分析、提案へと持っていくようにしましょう。

 この分析と提案をきちんと行うことは、あなたが主体性を持って仕事に取り組んでいることのアピールにもなるのです。ぜひ成果報告の時は、この点を意識して行うようにしましょう。

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