1. 生産性は40%も下がっていた!マルチタスク思考を捨て去ることで得られる2つのメリット

生産性は40%も下がっていた!マルチタスク思考を捨て去ることで得られる2つのメリット

by Kevin Krejci
 マルチタスクとは、もとは二つ以上のプログラムを一台のコンピューターで見かけ上は同時に実行することですが、転じて同時に複数の仕事を行うことを言います。

 一つのことにかかりきりにならず、同時に仕事を受け持ち進めていくことで、抱えている案件の仕上がりに早いものと遅いものがなくなり、相手を待たせずに済み、案件の出来も揃うというメリットがあります。

 その一方で、同時進行のため注意力が散漫になり、質が落ちてしまうといったデメリットもあるのです。現在では完全にマルチタスクを捨てることは難しいのですが、マルチタスクの思考を捨てることで得られるメリットもあるので紹介します。

1. リードタイムの短縮

 複数のことを同時にやれば、より多くを達成できると思うのは、実は錯覚にすぎません。同時進行で仕事を進めることで生産性は最大40%も下がるという研究結果が出ており、人間は本当の意味でマルチタスクを行っているのではなく、ひとつのタスクから別のタスクへ切り替える「スイッチタスク」を行っています。このことで集中力が途切れ、時間を無駄にしているのです。

 つまりマルチタスクの思考をやめて、目の前の仕事に集中するシングルタスクの考え方のほうが、理論的にはよい、と結論が出ています。リードタイムとは仕事を引き受けてから完成させるまでの期間です。シングルタスクのほうが同時進行ではないぶん、リードタイムが短くなるため「仕事が早い」という評価を受けることができるのです。

2. 段取りに必要な時間が減る

 ひとつの仕事に関わるタスクを行っているときに、別の仕事のタスクと切り替えるためには、仕事を切り替える段取り作業が必要になります。パソコンを使っていれば別のファイルを呼び出したり、メールをチェックしたり、必要になる書類を用意したり、頭を切り替えたりしなければなりませんし、人に会ったり何かを発注したりといった仕事を進めるための段取りも同時に行わなければなりません。

 しかしマルチタスクの思考をやめて目の前の仕事に集中すると、同時に複数の仕事を進行させるための段取りも目の前のひとつの仕事だけで済むので、そのぶん時間も無駄遣いせずに済みます。余計な労力を使わないだけ仕事の質を上げることもできるでしょう。


 マルチタスクの思考を捨て、目の前の一つに集中すれば、仕事に精通することができるので結果として仕事の完成度も上がります。いきなり変えるというのは難しいことですが、少しずつシングルタスクを実践してみてはいかがでしょうか。

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