1. 目的をきちんと持てていますか?目的を持たずに「タイムマネジメント」を行うことの危険性

目的をきちんと持てていますか?目的を持たずに「タイムマネジメント」を行うことの危険性

by Zach Dischner
 仕事を行っていく上で、タイムマネジメントは非常に大切です。タイムマネジメントはあくまでも、ある仕事で目的を達成させるための手段でしかありません。しかし、タイムマネジメントを行うこと自体が目的化してしまい、本来何を目指していたのかわからなくなってしまっているケースも見受けられます。

 今回はそのように、本来の目的を見失って、タイムマネジメントを行ってしまうデメリットについて説明したいと思います。

仕事の質が低下する

 目的のないタイムマネジメントは、「何日の何時までにこの仕事を終わらせる!」という部分ばかりに固執しがち。つまり、仕事の中身というよりも、終了時間が重要になっているのです。そのため、中身を精査したり、必要に応じて上司に相談したりすることの優先順位が下がってしまいます。これでは仕事の質が下がっても仕方ありません。

 仕事には、本来目指すべき目的があります。たとえば「A社のWebショップを作る」仕事であれば、本来の目的は「Webショップを作る」のではなく、「Webショップを作ることによって、A社の売り上げを上げる」ことが目的になります。つまり、売上の上がらないショップを作っても意味はないのです。その目的を忘れてしまうと、時間内にショップを作ればいいや、という解釈になってしまうでしょう。

柔軟性が身につかない

 仕事には予想外の出来事が時々起ります。なにかトラブルがあったり、急ぎで別の仕事が舞い込んで来たり…。その時に目的を持っていないタイムマネジメントをしていると、予定が狂わされたことに気が向いてしまいがち。そうなると、イライラやストレスが溜まってしまうでしょう。時間管理至上主義であれば当然です。しかし、これは何の解決にもなりません。

 仕事の目的を持っている人は、もしトラブルがあっても、目指すところに向けて最良の対策を考えようとします。また、急ぎの別な仕事が入ってきても、別な仕事の目指すところもきちんと見据えて、手持ちの仕事と比較して、冷静に優先順位を考えられるようになります。この臨機応変な柔軟性は、仕事の目的があって初めてできるようになることと言えるでしょう。

キャリアアップにつながらない

 最後に、目的を持たないタイムマネジメント最大のデメリットは、自分のキャリアアップに全くつながらないということです。目的を持たない、時間管理だけの仕事は、ただこなすだけの仕事です。何のために仕事をしているのか、何を改善できたのか…目的がなければ成果もありません。

 「Webショップを作ることによって、A社の売り上げを上げる」ことが目的であれば、「Webショップを制作し、お客様の売り上げを向上させました」は成果や成長につながりますが、「Webショップを作る」が「Webショップを作った」になっても、ただやっただけで、キャリアアップにつながりはしません。


 目的のないタイムマネジメントがいかに危険か、イメージできたでしょうか。タイムマネジメントはあくまでも仕事を円滑に進めていくための手段でしかありません。目的を見失わずに、うまくタイムマネジメントをしていきたいものです。

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