1. ロジカルシンキングを活用するためにファシリテーションを取り入れる時のメリット

ロジカルシンキングを活用するためにファシリテーションを取り入れる時のメリット

by INABA Tomoaki
 発言や意見の相互作用によって、会議やミーティング等の質を高めるというファシリテーションという考え方においてロジカルシンキングはとても重要な意味を持ちます。

 ロジカルシンキングを身につけておけばファシリテーションの効果は高まり、会議やミーティングの質をより高いものにします。ファシリテーションにおけるロジカルシンキングの必要性とはどのようなことなのでしょうか。今回は、ファシリテーションにおける「ロジカルシンキング」を身につけておく必要性を紹介します。

目的の理解度を深める

 ファシリテーションを用いて会議の質を高めるためには、会議の参加者が会議の目的を正確に理解しておかなければなりません。参加者の理解が低いと、会議に対して積極的に参加する姿勢が見られなくなってしまい、ファシリテーションのために必要な活発な発言や積極的な意見交換を行うことができなくなってしまいます。

 異なる意見の相互作用によって新たな発想を促すことがファシリテーションの目指すものですので、参加者の積極性は絶対に必要な条件です。ロジカルシンキングを利用することによって、複雑で分かりにくいテーマを論理的な構成で分かりやすく示すことが可能になり、参加者が会議の目的を正しく理解することを促進します。

 目的を正しく理解した参加者は自分なりの意見やアイデアを発想しやすくなり、会議に対して積極的な姿勢が生まれ、活発な意見交換が実現します。

問題解決に役立つ

 ロジカルシンキングは、特定の問題を論理的に分析することで原因を究明したいときに役立ちます。課題をロジカルシンキングによるアプローチで分析し、何が問題を引き起こしている原因なのかを特定することができれば、その原因を解決するためのアイデアを参加者から集めることが可能になります。

 ロジカルシンキングとは、問題を分析し原因を解明することで解決方法となるアイデアを参加者から引き出すことができる技術です。原因が明確になっていれば、それぞれのアイデアが発想しやすくなり、意見交換を通じてファシリテーションの効果を最大限に高めることができます。

議論を整理する

 ファシリテーションでは、活発な意見交換が行われることが理想的な状態です。有益な意見のぶつかり合いは効果があるのですが、議論が白熱してくるうちにどんどんと対立だけが深まってしまい、最終的には誹謗中傷が飛び交う感情的なぶつかり合いに発展してしまうことも考えられます。

 ファシリテーションの進行者は参加者同士が感情的に対立しないようにうまく議論を整理しながら進行していかなければなりませんが、議論を整理するためには論点を明確にする必要があります。

 ロジカルシンキングを用いることで、議論の中心となっている論点を明示することが可能になり、逸れてしまった流れを正しい方向に引き戻すことが可能になります。ロジカルシンキングが正しく身についていれば、ファシリテーションを理想的な形で実現することができます。ロジカルシンキングの正しいやり方を学び、良いファシリテーションができるように努力して下さい。

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