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論理の関係性を明確に!ロジカルシンキングにフローチャートを使うことのメリット

Takeshi Sugiuchi

2014/05/03(最終更新日:2014/05/03)


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by G.OZCAN
 ロジカルシンキングの力を鍛えたいと考えている人にオススメしたいのがフローチャートです。フローチャートとは論理展開を示すためのチャートの一種であり、論理の流れをステップごとに矢印の流れで結んで表現するチャートです。今回は、ロジカルシンキングを鍛える上で「フローチャート」を書くメリットを紹介します。

論理展開の流れがわかる

 フローチャートは論理展開を矢印で表現したチャートです。フローチャートを利用すると論理の流れが一目でわかるようになり、スタートから結論までどのような流れで論理が展開されていったのかを正しく認識することができます。

 論理展開の流れを知るということは、論理の停滞しているポイントやうまくつながったポイントを知ることでもあります。フローチャートを使うことで論理展開のいい点と悪い点が明確になり、さらに質の高いロジカルシンキングができるようになるでしょう。

論理の分岐点がわかる

 ロジカルシンキングは必ずしも一本道で構成されているとは限りません。論理展開の状況や条件によって途中で展開が分岐することもあります。単に論理展開を箇条書きでメモした場合、論理の分岐点をを正確に表現することができません。フローチャートを用いることで、論理の分岐点を正しく表現することができます。

 ロジカルシンキングで重要なのはどのような結論が出たかではなく、どのような思考の展開で結論にたどり着いたのかという思考の過程です。フローチャートを用いることで思考の流れや過程がわかりやすくなり、よりロジカルシンキングに対する理解が深まります。

関係性が明確になる

 論理を考えるうえで最も重要なポイントは「関係性」です。論理とは異なる二つの要素の間に関係性を見出す作業であり、関係性の発見こそが論理展開そのものになります。フローチャートでは論理ごとの関係性を矢印で表現することにより、それぞれの論理がどの方向でどのように関わっているのかを明確に表現することができます。

 また、フローチャートを作成して論理を再確認することで、最初は気付かなかった隠れた関係性を発見することが可能です。


 いかがでしょうか。フローチャートを利用することで、初心者にも論理展開とはどういうものかがわかりやすくなえるでしょう。フローチャートは思考の整理だけでなく、手順や構成の整理にも役立ちます。フローチャートを利用して、ロジカルシンキングの質を高めてください。

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